おおみち礼治のてくてく日記
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2002年10月16日(水) ●どういうレベルでやるのか

●どういうレベルでやるのか
 金儲けしようと大衆を中心にすると、どんどんやることのレベルが下がっていく。かといって、あまりレベルが高くなると、(分かる人が少ないので)商売にならない。
 気に入っていた喫茶店がまさにそれで、清潔感があり、落ち着いていて、コーヒーはもちろんデザートにも品位が感じられた。しかし、原材料が高いからどうしても値段が高くなる。それだけのお金を払っても、そこに行きたいという人がいなかったのだ。
 いや、わしはそこがよかったんだけど、今年の初めに閉店になってしまった。
 安いかもしれないが、店員に気持ちがこもっておらず、タバコの煙やホコリが舞い上がり、椅子もテーブルも安物で、あちこちで遠慮のない話し声と笑い声が聞こえてくる、どことは言わないけれども、そういう喫茶店の方が繁盛している。

 金儲けではなく、それ(生業。趣味でもいい)を通して向上したい。
 某文芸サイトなんだけど、投稿作品のほとんどが、それを書く理由が希薄であり、文章読本のひとつすら読んだことがないのは明かで、取材どころか資料も読んでいないのだ。他人様に読んでもらう文章だという意味も、怖さも分かっていない。中には、推敲すらしない者もいる。あまりに動機が薄く、お手軽である。
 自己満足でやるのはいいんだけど、それならそれで、そういう場でやってもらったらいいのであって、わしのところに投稿してくるのは筋違いである。もっと、向上心のある、真剣みのある人が来て欲しいですね。


おおみち礼治 |MAIL

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