|
おおみち礼治のてくてく日記 DiaryINDEX|past|will
なんか、若い女性が透析室を見に来ていたので、また新しく透析をする人なのかな、と思ったんだけどそうではなく、看護婦さん(候補)らしい。
にょ。 いや、透析をしている人(患者とはいいたくない。そういいたくなる人もいるけど)でも若い女の人っていないんだよね。看護婦さんは、みんなベテランで……安心なのはいいけどさ(笑)。 ひとりだけ、去年、看護学校を卒業したばかりという若い子が入ったのはいいんだが、すでに結婚していて子どもまでいるのだそうだ。 なかなかねぇ、お知り合いになる機会がなくって。 ついでだから書いておくけれども、看護婦さんから見た男性の患者って、どうなんだろうね。患者は患者に過ぎないのか、それとも、「男」なんだろうか。人によるのはそうだろうが、この場合の患者というのは透析患者だからね。 まったく呆れる、いじけた考えだが――おそらく同じような境遇の人はいちどは考えると思うのだけれども、自分のように人工透析をしている身体障害者で、会社に勤めているわけでもない男が女性に声をかけたら、その人に迷惑なのではないか、と思うのだな。 だって、障害者なんだよ? お金持ちでもなければ、格好いいわけでもない。その逆なんだから、そんなのが受け入れられるはずがない。恋愛する資格がないと感じている。だって、障害者なんでしょ? と拒否される恐怖に打ちひしがれている。 こういうことはあまり口にしないから、看護婦さんは、かえってなんとも思っていないのかも知れないけどね。 まあ、いい。 そこでみていなさい。 ……って、言っているほど悲観的でも行き詰まっているわけでもなくて、けろっとしているんだけど。ただ、そういうことを考えることもあります。
|