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おおみち礼治のてくてく日記 DiaryINDEX|past|will
昨日のニュース23、見ましたか?
ショックだったのは、アメリカ人が「なぜアメリカが攻撃されたと思うか?」という質問に答えられなかったことです。彼らの単純さは知っていたけれども、まさか本気でここまで単純な――馬鹿だとは思わなかった。 当然の事ながら、やられたということは、やられるにいたった原因がある。誰しも、不幸なことがあったとき、どうしてこんなことになったんだろうと自らの原因を理解しようと努めるものだが、彼らは「我々は正義である。しかも無限の正義である。悪は悪にすぎない」としか思っていない。どのような人種、信仰を持っていようとも、同じ地球に暮らす同じ人間であるという視点がすっぽり抜け落ちている。悪魔が正義を脅かした、としか思わないのだ。 アメリカ国内でのイスラム教やアラブ人への云われのない迫害や差別に対する抗議デモに対して、「イヤなら国へ帰れ!」と言ってしまう(あのでぶっちょのアングロサクソンの)驕慢さは何なんだろう。大東亜戦争時にアメリカ在住の日本人を収容所に入れたのと同じ精神性ではないか。そのころから何も進歩(理解)していない。 ビン・ラディン氏をかくまう国は正気ではない、と言う意味のことを言ったが、ある意味まさしくそうだ。馬鹿で驕慢で力のあるヤツに逆らったらなにをされるか分からない。それでも命がけで逆らう人々の覚悟を、どう思うのだろう? アメリカが痛みを本当に理解するのにあと何百年かかるだろう。
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