無音
『口でしてもいい?』
という、修輔の問いに私は
『やだっ!』
と、即答した。
修輔が私の顔を見て
『なんで?』
って、聞く。
『だって…恥ずかしいもん…。』
『なんで?(笑)』
『なんでって…恥ずかしいもんは恥ずかしいの。(^_^;』
そう言ってる間にも、修輔の手は私の敏感な部分を刺激してる…。
『もっと気持ちよくなるから、させて?』
『や…。』
私の口をふさぐように、修輔はキスをする。
何も言えないように…。
『いや…。』なんて、口で言ってるだけだ。
ほんとはしてほしくて仕方ないのに。
そう思ってるのを、まるで見透かされてるみたい…。
そういえば…
音楽も何も流れてなかった。
聞こえるのは、私の喘ぐ声と
かすかに聞こえるイヤらしい音だけ…。
その時 私の頭の中には『理性』なんて言葉は見つからなかった。
2003年09月02日(火)
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