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鏡の中の私



そそくさとバスルームに向かう。

ラブホテルのお風呂だけあって

お家のお風呂より、ぜんぜん浴槽が大きい。

思わず、


『うちのお風呂も、これくらい大きかったらなぁ…。』


などと、思ってしまった。




シャワーで、少しぬるめのお湯を全身に浴びる。

ボディーソープで、軽く身体を洗う。

なんだか、おかしな気分だった。





これからする事に

期待もあったり、不安もあったり…。





私は結婚して7年経つけれど

もちろん、結婚してから主人以外とセックスした事はない。

結婚する前は、それほど多くはないけれど

普通に恋愛もしてきたし、他の人とセックスもした事はあるけど…。





主人以外の人に、自分の身体をさらけだす事が不安というか…。

この歳になった私、主人以外の男性の目には

どんな風にうつるのだろう?




修輔が…

がっかりしたらどうしよう…。

そんな事が頭に浮かんだ。




自分のスタイルになんて、全然自信ないし…。(^_^;

胸も小さいし…。

太ってはいないけど、お尻とか立派だし…。

他にも気になる所なんて、いっぱいある…。


シャワーを浴びながら、自分の身体を見渡してみると

暗くなってきちゃった…。

今さら、そんな事を考えたって仕方ないのに。




最後に冷水を浴びて、バスルームから出る。

身体を拭いて、下着をつけて…

と、思ったら

ブラはソファーの所ではずされちゃったからなかった。(^_^;

下だけ履いて、湯上がり着(?)を着る。

タオル地ではない、バスローブ(?)っていうのかな?


『病院の検査の時に着るものみたいだ…。』


なんて、変な所で冷静さを取り戻したりして。





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もちろん、修輔とこの場所にいる事は嬉しいんだけど。

これからする事への期待よりも

不安の方が大きかったのかもしれない…。



2003年08月24日(日)

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