Have been recalled.
koara



 月終わり、月初め (長いっす。)


土曜日の事。
今日は、機械をつける日。
っていっても、テープで止めるだけだった。
心臓の動きを見るものらしい。

午後に、親戚から、電話くる。
なんでも、恵山町で町長選挙があるらしく
できれば着て欲しいといわれて、1時間かけて行く。
不在者投票初めてしてきた。
役場から帰ろうとした、林から電話がくる。
「今、君んちにいるんだけど、君は今どこ?」
ああ、すんません。
なんでも、見舞いに来てくれたらしいのです。
さんきゅ、さんきゅ。
とか、思っていると。
「あ!」
どうした?
「梁田さんが試しに、ドア開けようとしたら
 あいちゃった。かぎかかってなかった・・・」
・・・マジ?
閉めたつもりで、来てしまったらしい。
「あ!」
今度は何?
「梁田さんが、家に入ってった」
その後、彼は数分、俺の部屋を物色した。
「じゃ、俺ら帰りますわ。」
ああ、いろんな意味で、さんきゅ。
「そうそう、梁田さんのえりすぐりのもの、置いてくよ」
はぁ、そうですか?
2時間後、家に着く。
なぜか、家の鍵は閉まってた。
梁田が閉めたのか?
ドアを開けるとそこには・・・
「アクションカメラ」
・・・カメラの本なんてどうするんだ?
とか、思ってたら。
・・・エロ本だった。
ドアの前で数分固まる。
ついでに、お徳用のでかい箱のティッシュが・・・
固まった後に、ポツリと俺から出てきた言葉は
「・・・アホ」

その後、機械をつけた体で、一日すごす。


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日曜日
今日、土曜日につけれらた機械をはずしに行った。
土曜日の帰り際に、「今日と同じ位に来てくださいね。」って。
・・・土曜日は、朝の7時50くらいに行ったんだけど。
ま、いいや。
で、朝の7時20分くらいに家を出る。
さすがに車は少なかった。
思いのほかスムーズに走って、7時40分に病院に着く。
予定では、8時位だったのだけどな。
そしたら、警備員さんに怪しまれながら、
今日来た事情を話すと、すぐに看護婦さんが登場。
つけてた機械をとりはずしにかかる。
っていっても、テープはずすくらいだけど。
結局、20分も病院にいなかった・・・
看護婦さんの一言が頭から離れない・・・
「ごめんね、これだけのために。
 朝早く、日曜日に来てもらってね。」
いや、いいんすよ。
早く、取ってもらいたかったくらいですから。

機械も取ってもらって、病院も早く終わって。
特にやることもないので、家に帰る。
テレビみたり、ビデオみたり、風呂入ったり。
普通の休みって感じの休みを過した。
それでも、心臓は痛み出してた。

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最近の食生活


体が求めるものを与えるとするならば
甘いものが中心。
別に、ご飯とかはいらない。
すっぱい、からい、しょっぱいはいらない。
体は、甘いものだけを要求する。
アイスとか、ケーキとか。
もう、何でもいい。
甘い物だけが、欲しい。
けど、甘いもの食べたら、今度はもっと欲しくなる。
ずっと、ずっと、甘いものだけを求める。

なんでだろ?
そういや、居たな。
甘いもの食いたいって、いつも言ってた奴。
どう?最近は。
今も、甘いもの、求めてますか?
ってか、ここ、みてるかな?

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今はもう


夜を走る
知らない人が通る夜を

今夜の月はどうだろう
昨日と変わらず
明日も変わらず
光っているだろうか

少しづつ
変わる。

あの道はもう
通ることはないけれど
僕の中では、あの時のまま
あの道の周りももう
通ることはないけれど
僕の中では、止まったまま
一番近い、あの寒い時のまま

僕が泣いたあの場所で
今度は、誰かが泣いてるだろうか
君が笑ったあの場所で
今度は、誰かが笑ってるだろうか

あのリスは
まだ走ってるだろうか
あのイヌは
まだ寝てるのだろうか
あの時のように

最初に通った時は冬で
最後に通った時は春だった
まだ、肌寒い頃だった。

まだ、僕は行けない。
まだ、終わることはできない。
まだ、変わることはできない。

すぐに行ける。
でも
行っても、仕方ない。

こちらはまだ、夜は肌寒いです。
そちらはどうですか?
「Hallo、Hallo.
 まだ、生きてますか?
 まだ、壊れてないですか?
 まだ、早いですよ。
 また、連絡します。」

アイツの居ない
あの場所は
あんなに広かったんだ。

流れる時は少なくとも
思いの中の時は長い
早くも、遅くも、長い。
そして。
今はもう。

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冷たい指


俺の体に触る
その指は
とてもとても冷たくて
俺の体は
とてもとても暖かくて

まるで
研ぎ澄まされた刃のように
冷たく細いその指は
俺に触れるその指は
俺を仕留めるには十分

貴方が俺に触れる度
貴方の指の温度
上がってる

まるで
生きてる感じの無いように
冷たく感触の無いその指は
俺に触れる度
触れる感覚が無くなる。
溶けているかのように。

俺は、また。
願うのかもしれない
望むのかもしれない
冷たい指を。



2002年06月02日(日)
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