つれづれ日記。
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2010年04月16日(金) 委員長のゆううつ。14

「ここが売店」
 寝そべっていた先輩を半強制的に起こし、同じく半強制的に裏庭から近くの売店に移動する。
「筆記用具やちょっとした菓子パンが売ってあります。小腹が空いたときはここで勝手に買っていってください」
 隣を見ると先輩はふむふむとうなずいている。
「ちなみに食堂はありません。お弁当をもってきてない時は朝の10時までにここの中村さんに欲しいお弁当を伝えて下さい」
 補足説明すれば。中村さんは28歳の独身。あたしとはちょっとした顔見知りだ。もっとも売店を使うここの生徒のほぼ全員が顔見知りなんだろうけど。
「おねーさん初めまして。これからよろしくね」
「はいはい。よろしく」
 二人笑顔でハイタッチ。紹介したあたしが馬鹿みたいだ。
「詩帆ちゃんも隅に置けないわねー。いつの間にかこんな彼氏なんか作っちゃって。しかも外人さん?」
 そこそこの美人なのに言動と動作がかみ合ってない。今だって右手をぱたぱたさせて、これじゃあまるで中年のおばさんみたいだ。
「おばさんじみた発言はやめてください」
 思ったことをそのまま口にすると中村さんの表情にすごみがます。
「誰がおばさん?」
「……おねえさんです」
 笑顔の威圧に慌てて訂正すると、わかればよろしいと表情を元に戻した。






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2004年04月16日(金) 企画中〜♪
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