つれづれ日記。
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2006年04月13日(木) 風の歌 星の道

椎名が一番好きな作品です。
と言いますか、この人の作品が基本的に(特に初期のもの)好きなんです。


ほのぼのしているようで、切なさもあり痛みもあり。でも優しい文章。


この作品も主人公がいいです。
悪ぶっていて、でも悪になりきれない盗賊。

育ての親を助けるために単身魔物の巣窟と言われる城にのりこんで。そこにいたのはたくさんの妖怪と一癖も二癖もある王族の面々。そして――


ソード(盗賊)いいです。
悪くなりきれないところもですが、弱さと向き合うところや親友との決闘だとか。
この人の作品って痛いところはとことん痛いんですよね。でもそれだけでは終わらせないところがすごい。

悪役の盗賊もすごいです。
完璧で非のつけられないような悪なんですけど、最期の決闘、花火のシーンがまた。
非のうちどころのない下種になっていたはずなのに、剣を首筋に当てた時の台詞、笑顔はあの頃のままで。
読んでて素で泣きました。背景描写と心情描写が綺麗で優しくて痛々しくて切なくて。



自分もこういう文章が書ければなー。



……言うのはただです。ええ。



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Web拍手レス

>椎名さんの家の会話……いつもながら面白いですね。泊まりに行ったら楽しめそうです。
こーいう家なので。機会があれば遊びに来てください(ぇ)。

>話がやさしくていいですな〜
ありがとうございます。そう言ってもらえるとものすごく嬉しいです(感涙)。これからも頑張ります。






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