つれづれ日記。
つれづれ日記。

2005年01月26日(水) またまた下書き

「本当にやるの?」
 開口一番、唇からもれた声はそれだった。
「止めるのか?」
「止めはしないよ。ただの意思確認」
 肩をすくめた友人に、薄く笑みを浮かべる。そうだな。お前はそういう奴だ。
「それに、オレには止める権利はない」
「だったら黙って見ていろ」
 

 雨が、降っていた。
「我はこの世界に生を受けし者」
 陣の上に立ち、言葉を紡ぐ。
「我はこの世界の破滅を望む者」
 雨などどうでもいい。彼女を呼び出す代償ならば軽いものだ。
「破滅をもたらすものよ、心あらば我が声を聞き入れよ」
 何故こんなことになってしまったのか。そんなことは誰にもわからない。
 いや、違う。俺は元から壊れていたのだ。むしろ、ここまで生きのびてこられたことが奇跡だったのだ。そう思うと気持ちが楽になる。
 望みもしない始まりだったが、幕ひきくらい自分の手でしてみせる。
「我が名は――」
 詠唱が終わると、光とともにそれは姿をあらわす。

 目の前に現れたのは、同じ傷を持った女と子供。
 


 これが幕ひきではなく、全ての始まりだったということに気づくまで、五年の月日を有する。












すみません。また電波な文章をば。


本っ当にネタないんだなー。自分。


つい先日のHさんとTさんの日記見て面白そうだと思っただとか、某少女漫画読んで「そーいやあっちの話、途中で止まってたままだった」とか……思ってました。

この人の話を本編で出せない理由。

1、ネタバレすぎ
2、口調が変わりすぎ
3、裏がいっぱいいっぱい



でも書いてて面白い。
おもいっきしお約束の人ですが、書いていてとっても楽しいのもまた事実。
早く本編でもここまで進みたいものです。





↑Web拍手です。よかったらどーぞ。






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