SkyHigh,FlyHigh!
Part,8−4
「ごめん……」 まりいを見て、彼女は笑顔を作った。作ろうと、した。 「ホントはね。ミルドラッドに帰ることがちょっと苦痛だったの。でも、いつまでも叔母(おば)様のお世話になるわけにはいかないもんね」 精一杯の笑顔。今にも泣き出しそうな笑顔。まりいは、それを見ていることがつらかった。 「……そんな時、シーナ、あなたに逢ったのよ」 「……え?」 「アタシ、あなたに逢って思ったの。『この人達とならミルドラッドに買えることが出来る』って。今でこそ普通に話してるけど、こんなこと初めてなのよ?」 「そうなんだ……」 てっきりこれが普通だと思っていた。元々、道に迷っていたまりいに話しかけてきたのはシェリアだった。 「お供は大勢いたけれど皆アタシを敬ってばかり。アタシはそんなに偉くないのにね。だからあなたと話ができてとっても嬉しかった」 「そんなことないよ! 私だってシェリアがいなかったら迷子のままだったし……」 本当にそうだった。一人で心細くて。そんな時声をかけてくれたのが彼女だったのだ。買い物をして一緒に旅をするようになって。ほんの数日だったけれどまりいにとってはそれがとても嬉しかった。 「ありがとう。なんだかすっとしちゃった。話聞いてくれてありがとう、シーナ。それに、ショウも」 ……ショウ? 振り返ると、そこにはショウがいた。
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うーん、本気で日記のネタがないなー。
ネタがないからって第一部を書く自分って一体……(汗)。
でも一部と二部じゃえらい違いだ。登場人物や世界は変わらないはずなんですけどね。
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