このごろ体調不良です。 関節痛と吐き気がひどい。まあ薬飲んだから大丈夫なんですけど。 休みの時はなんともなかったんだけどなー。 ま、なんとかなるさ。がんばろう。←昇風に(おい)
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SkyHigh,FlyHigh!
Part,8−2
「それが、アクアクリスタル?」 「そう」 シェリアは再び話を続ける。
精霊は言った。『それには水を呼びおこす力がある。水が欲しければそれに祈るといい。ただし、自分の欲のみに使うと悲劇を呼んでしまう』と。 二人は石を使って大量の水を呼び寄せた。やがて、そこには人が集まるようになり、二人は女性の像を作り石を――アクアクリスタルを納めた。以来、この石はその街の秘宝として今も王家に大切に保管されていると言われている――
「――ちょっとまって」 まりいは途中で話をさえぎった。 「その石は像に納められてるんでしょ? それがどうしてここにあるの?」 シェリアの話が事実ならば今彼女の手の中にあるものは何なのか。 「これも本物のアクアクリスタルよ。かけら、だけど」 「……かけら?」 「像を作ったのはいいけれど、石が大きすぎて入らなかったのよ。仕方なく石を砕いて入る分だけ石像に詰め込んだってわけ」 「はあ……」 なんとも間の抜けた話だ。 「これはね、リューザ……あ、神官長ね。彼が持たせてくれたの。お守りにって」 「……どうして神官長なの? お父さんやお母さんじゃいけなかったの?」 王家に保管されているはずなのに―― そう言おうとしたが、まりいは口をつぐんだ。 なぜなら目の前のシェリアが悲しげに微笑んでいたからだ。
過去日記
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