つれづれ日記。
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2003年09月06日(土) SHFH8−1

SkyHigh,FlyHigh!

Part,8−1

「その石はね、アクアクリスタルと言うの」
「アクアクリスタル?」
 そんな名前の石、見たことも聞いたこともない。まりいは首をかしげる。
「見てて」
 ペンダントの石の部分にコップに入った水をたらす。
 そのとたん、石がまばゆい光を放った。
「綺麗……」
「でしょ? ミルドラッドでしかとれない宝石なのよ?」
「ミルドラッドだけでしかとれない?」
「そう。ミルドラッドはね、カザルシアで最も水が豊富な街なの。水があるところには自然と人も集まる。だから別名『水の都』とも呼ばれているの」
「そうなんだ……」
 何もかにもはじめてのまりいは、シェリアの言葉にただうなずくしかない。
「この石にはこんな言い伝えがあるの」
 そう言うと、シェリアは目を閉じ、静かに語り始めた。

 二人の若者が水を求めてさまよっていた。
 そのうちに一人が倒れてしまった。
 残されたもう一人の若者は、必ず戻るといい、一人で水を探し続けた。
 けれど、その若者もついに力尽きてしまった。
『ほんの少しでもいい、もう一人の者に水を』死の間際、若者はひたすら祈った。
 すると、全てが青の女性――水の精霊、アムトリーテが現れ、倒れていた若者に口付けをした。
 不思議なことに、若者はそれで乾きを癒やすことができ、生気をとりもどした。
 だがそこにはアムトリーテの姿はなく、かわりに一つの石があった――

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うわー。本当に久々です。
第一部もそろそろ続きを書かないと本気でやばいなー(遠い目)。






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