新安城のイトーヨーカドーで子供が刺されて亡くなった事件 とても心が痛みます。
じつは先週末、このお店の事件現場となった 子供広場付近で子供達と一緒にお買い物をしていた私。 今日、幼稚園で午後のお迎えの時に他のママさんから この事件のことを聞いて一瞬足がすくみました。 バイトに出ていてこの事件のことはまるっきり知らなかったの。
目の前で我が子を襲われた母親の心境を考えると 同じように子供を抱える親として 他人事では片付けられない恐怖があります。 もしも、そんな場面に自分達が居合わせたとしたら どうやって子供達の身を守ってやれるだろう。
旦那さまが「以前テレビで見たのだけれど」と、こんなことを言いました。 日本人は危険から身を守るとき、 かならず危険に背を向けて守るべきものに覆いかぶさる。 アメリカでは自分の身を挺して守るべきものを背後に置き 危険の前に立ちはだかるのだ、と。 どれほどの恐怖が待ち構えていても、 背を向けてしまっては抵抗すら出来ない。 立ちはだかって威嚇することで 自分は屈しないと態度を示さなければ危険回避は難しい。 たとえば相手がナイフで襲い掛かってきたのなら 家族を守るため自分は怪我を負う覚悟で抵抗しに行く。 そういう現場に遭遇したのなら、僕を決して止めるな、と 険しい表情で彼は言います。 私なら......冷静な判断力を失ってしまって 即座に起点の利く行動に出られないかもしれません。
危険はどこに潜んでいるか判らない、 いつかどこかで遭遇するかもしれない恐怖なのだと 凍りつくような思いでニュースを見ました。
自分の感情の苛立ちを無抵抗な子供に向ける理性のない大人、 そういった犯罪を犯す人の年齢が 何故か30代40代に集中している気がします。 何の苦労もなく育った私たちの世代は 自分達の力でハードルを越える忍耐力に 欠けているの世代なのかもしれません。
亡くなったお子さんのご冥福を心からお祈りします。
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