日だまりに咲く

2003年07月03日(木) 弟妹との喧嘩

父の入院で妹からメールが入った。
「会社でも家でもストレスがたまっているんじゃない?
 継母がいつも機嫌悪くて怒ってばかりだから」と。

実家は父と継母と弟の3人暮らし。
そこに妹も加わることになっているから
4人での生活がまた始まるわけだ。
継母は「好き・嫌い」がハッキリしていて
態度もパッと表に出すタイプ。
弟や妹にとっては面白くない存在で衝突も絶えない。
でもね、父と一緒にいてくれて父と共に行動してくれる
伴侶としてはとてもいい存在だと思うの。
けれど、弟や妹は一緒に生活をしてきている中で
さまざまなトラブルがあったから
彼女の存在を疎ましく思っている。
態度もとうぜんそういった面が出ちゃうみたいで
互いに歩み寄ろうとはしない。
同じ家に住み、同じ時間を共有するのに
決め事はすべて弟と妹と父との間で事済まされて
継母はいつも状況を見て把握しなければならない様子。
イライラして怒ってばかりというけれど、
その火種になっているのは確実に弟と妹。
間に挟まれて父がストレスを感じるのだと言える程
状況がわかっているなら何故改善するための努力をしないのだろう。

弟は27歳、妹は23歳。
21歳で結婚して家庭を持った私には
散々な思いをしながら実家にしがみついている弟や妹が不思議でならない。
何故独立をしないのだろう、って。
結局、食事も生活も心配せずに
自分のやりたいことをやって好きに過ごせるメリットを優先して
継母との同居に文句をいいながらもデメリットを飲んでそこに居続けるわけ。

同居するならね、それなりのルールってものがあると思うの。
けれど好き勝手やってるようにしか見えない弟と妹。
甘えて楽してる身分で文句言っているような気がしていた。

私が「嫁」の立場だからこそ、継母の今を自分に置き換え
その気持ちがわかってしまうだけに
「継母がいつも機嫌悪くて怒ってばかり」という妹からのメールに
『自分達には何も非がないっていうの?』と怒ってしまった。

継母が機嫌を損ねるだけの理由がそこにはちゃんと存在する。
身内贔屓だけすれば、継母を邪険にすることも簡単だけど、
父が入院して改めて、彼女の存在がどれほどありがたいものか
実感しただけに、弟や妹の改まらない態度がとても腹立たしい。

父を思いやる気持ち・感謝・気配りがあれば
もっとおだやかな気持ちで継母にも接することができると思うのだけれど。

私が「貴方達は甘えているだけ。父のストレスの原因は貴方達にある」と怒ったことで
久しぶりに弟や妹と大げんかになってしまった。
「同居してない人に私達の苦労はわからない。
 嫌な毎日を送っている事実を無視した言動はしてほしくない」
言い分はわかるんだけど、第三者的視点から見るからこそ
冷静に状況を判断できることだってあると思うんだけどなぁ。

苦労しているのは重々承知。
普通の幸せな家庭環境じゃないんだもの、
余計に「各自の独立」をきちんと実践していくべきだと思のよ。
憎くて言う言葉じゃないもの、改善できることから
前を見て進んでいこうよ。
今がベストな状態じゃないことは誰が見たってわかることだと思うよ。


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里伽 [MAIL]