日だまりに咲く

2003年06月21日(土) いい加減にやめないと(笑)

いや〜、気にしてはいないんですけどね...
いつでもいいやって思ってて、自然に離れていくものだって解釈してるんで
焦ってもいないんですけどね...。
いつでも傍に寄って来ては恥ずかし気に笑っている彼のお陰で
のんびりテレビを見ようにも、気が散ってしょうがない。
膝に割って入ってはスッカリ腕に潜り込んでくるので
もうちょっと私にもゆっくりできる時間が欲しいわけです(^-^;
これが1日中、頻繁にあるのだから嫌にもなります(笑)

何がって、3歳の息子ユキのことなんですけどね。
ニソニソ笑って近寄って来て言うんです。
「母さん、おっぱいちゃん!!」
これには参ります(^-^; 寝る時も未だに飲むんです、母乳。
ここ半年で夜中の授乳こそなくなりましたが、
食べても遊んでても、忘れることなく「おっぱいちゃん」と掛け寄ってくる。
定期的、ほぼ3時間おきの授乳です(笑)

8ヵ月だ10ヵ月だと断乳をするママさんもいますが、
その点はまったく気にしていません。
祖母から「あなたのお父さんは5歳のお誕生日の前日まで飲んでいたのよ」
なんて聞かされているから(笑)
戦中戦後は母乳も貴重な栄養源として、乳児・幼児の月齢を問わず
飲ませていたといいます。良く出る人は他人の子にも飲ませていたとか。
「育児書なんてものが出来てからみんな数字で判断をするようになってしまって...母親と子のリズムが一番大切なのに、それを無視して育児書優先の子育てをするんだからねぇ」
祖母がぽつりと言っていました。

ひとり目のサトを産んだ時は母乳が出ず、悩みに悩んでずいぶん辛い思いをしました。
母乳が出ない母親は駄目な親だと烙印を押されたような気分になって
自分を責めてばかりいました。
ミルクを足しての混合育児に、助産婦さんから
「充分に出ているのだからミルクを足すのをやめなさい」
とアドバイスを受けても、分量の見えない母乳に不安になり
子供の泣き声に締め付けられる思いで
神経質になったりヒステリックになったり。

産院は、ごく当たり前のようにミルクの作り方・与え方を教え
母乳が出なければミルクを与えるやり方が当然のように指導されていました。
哺乳動物は教えられなくとも子を産めば乳が出るのが当たり前。
自分ではそう考えていたので、ミルクというのは
やむを得ず事情があって出ない母乳を補うものだと思っていました。

紙オムツに粉ミルク。
ひとり目の育児は結局、気持ちに余裕もなくいっぱいいっぱいで
自分を責め続けるだけの毎日だったのです。

だから、ふたり目を産む時には「母乳でいこう、布オムツで頑張ろう」
そう心に決め、産院でもらった哺乳びんと粉ミルクを人に譲り
紙オムツも処分して、何もない状態にしました。
ミルクを足したくても、哺乳びんがなければ与えられないし
紙オムツがなければ布を使うしかない。
大変だったのは最初のひと月だけで、慣れてしまえば
あれ程悩んだひとり目の育児からは思いもよらないくらい
お気楽育児をこなすことができました。

子供が欲しがればジュワ〜ッと湧いて出る母乳。
汚れとカブレを気にしてこまめに換えてあげる布オムツ。
だ〜い成功!!だったのです(^-^)

産院は簡単にミルク育児を手ほどきしてしまう現状、
これはミルクメーカーの過酷な競争意識に端を発します。
産院で飲ませるミルクが、後々まで飲み続けてもらえる大きなきっかけになるからです。
紙オムツもしかり。
だからメーカーは無償で産院にミルクやオムツを卸します。
メーカー同士のサービス競争が激化する程、産院は退院していく産婦に
手土産として持たせるものが多くなります。
子供が産まれた時、産院でもらったものを思い出して下さい。
粉ミルク数缶、哺乳便数本、ママ用鉄分補給食やママ用ミルク、紙オムツ等々。
コレ全部、産院からのプレゼントではなくメーカーの広告宣伝なわけです。
だから、産院は産婦ひとりひとりのケアが不要なミルク育児を優先し
わざわざ手間のかかる布オムツの使用はあえて教えないわけです。
変なカラクリだと思います。

母乳って、難しくもなく面倒でもない、とても楽なものですよ。
泣いてグズッても、とりあえず乳首を含ませればいいわけで...
最初はリズムが解らず戸惑うこともありますが、
泣き声ひとつで母乳の要・不要が簡単に判断できるようになってきます。
出かける時にも、水筒にお湯を入れ、粉ミルクを量り持ち
哺乳びんを持ち歩くそんな面倒は何一ついらないし、
夜中の授乳もミルクを作りに行く手間さえかからず
お手軽・簡単・便利なものです。

布オムツも、マメなオムツ交換で清潔だし、
成形オムツを利用していた私は、お洗濯にも手間は思う程かかりませんでした。
紙オムツって、確かに便利ですが
消耗をお金に換算してしまうともったいなくて
なかなかオムツ交換をしないなんてことありませんか?
まだちょっとしか出てないからと交換を怠って
重くズリ下がるくらいまで放っておいたりしませんか?
生理用品でムレの不快さを理解しているハズの母親が
子供のオムツには頓着しないのは何故でしょう。
ムレないモレない、通気がいい!!そんなメーカーの言葉、鵜呑みにしてるんじゃないでしょうね(^-^;
新品のオムツにぬるま湯を含ませて手を覆ってみて下さい。
5分も経てばその不快さがわかります。
出かけた先で平気で紙オムツを廃棄していくママさん、
捨てる環境が整っていれば別ですが、そうでなければ持ち帰りましょう。
立派な不法投棄です。マナー違反です。
知人・友人・親類縁者の家に遊びに行った時でも
宅人が「捨てていって構わない」と了承しない限り
自分から「コレいい?」などと使用済みのオムツを置いて帰るのはやめましょう。
赤ちゃんがいるのだから当然といった考え、常識外れです。
人のすることにイチイチ口は挟みませんが、私は内心そう思っています。

っと、そんな話はどうでもいいのですが(^-^;

最初の悔しさがあったからこそ頑張れたふたり目の母乳育児。
問題は、断乳の時期をすっかり逃したこと。
母乳マッサージに通った助産婦さんは笑って言います。
「喜んで飲んでくれるなら飲ませてあげればいいのよ。
 恥ずかしいとか格好悪いなんて思っちゃ駄目よ。
 注げる愛情はどんどん活用してあげることが一番。
 愛情を受けた子供は、とても素直に育つものよ(^-^)」

はい、気にしてはいないんですけどね(^-^;
でもいい加減やめないと、私ちっともくつろぐ時間が持てません(笑)
はたしていつまで続く、母乳育児?!
只今3歳7ヵ月。今も記録更新中( ̄□ ̄;)


 < 過去  INDEX  未来 >


里伽 [MAIL]