お弁当……面倒だなぁなんて思いながら台所に立つ。 作る事が面倒なのではなく、泣いているゆきちゃんを あやしながらの炊事が面倒なだけなのだけれど。 毎日仕事で頑張ってくれている旦那さまのお弁当が 代わり映えしないメニューじゃ、あんまりにも可哀想だなぁ、 少し手間をかければ、違ったバリエーションのお弁当が出来上がる なのに、やらないんだよね……ほとんどさ。 でも今日は違った。夜勤入り、旦那さまが持って行くお弁当を作っている時、 普段食事をマトモに食べてくれないさっちゃんの 「さっちゃんもお弁当が食べたいなぁ」の言葉に 食べさせるチャンスを逃す手はないと、多彩なおかずでお弁当を作った。 面倒だ、時間がかかる手間がいる。 そう思っていたのに、ゆきちゃんは背中で大人しく背負われて上機嫌。 さっちゃんは嬉しそうにキッチンをウロウロ。 頑張って作れば、それだけの成果はあるかも!! 普段なら「悪いなぁ」と思いつつもワンパターンなおかずが かなり豪華なおかずになってる(爆)子供の一言で動くなんてねぇ……。
食べないさっちゃんは驚くほど食べた。 こいつは霞み食って生きてるんちゃうか!? そう思うほど、普段食べないボウズが!! 驚いた!!変化ひとつつけるだけで、こんなにも食べてくれるものなのかぁ。 普段、いかにあたしが手抜きしてるかだな……。 さぁて、お弁当効果いつまで持続することやら(爆)
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