17歳のあの子はお父さんが2年前に自殺した。 どんなに辛かったことかは、久しぶりにあった おばさんの姿で想像ができた。 あの子が私には愛しくてしょうがなかった。
「お母さんは居ないけど私は居ます!」 そんなことを言っちゃう彼女が好き。
少し難しい話かもしれないけれど きっと良いと思うんだ。と言ったとき、あの子の眼は 真剣になっていた。
私にできることは少ないけれど できることはさせて貰いたい。
二人は支えあっていた。
久しぶりにあったA君は少し大人になっていた。 17歳になるA君は背丈も伸びて身体の大きくなっていた。 彼は人から離れて行動する。 だけど、本当は人の中に入りたいんだろうなぁと思う。 だって、素直だもん。 ただ、同じ歳の子だときっと構えてしまうんだろうなぁと思った。 まぁ、いいさ。 ゆっくり行こう。
ちぅかお母さん、やっぱり可愛い人だ。
そう、そう。 小さな犬を可愛がるA君は身体から想像できない位に 優しい光りを出していると思うんだ。
同じく17歳になるH君。 甲子園を狙ってると言っていたけど久しぶりに 爽やかな少年に出会ったと思った。 野球をしていると言いながらメガネをかけてる姿は なんとなく不思議な気がしたけれど、「はい。はい。」と 今時珍しく爽やかで、だから私も嬉しくなったんだ。 8月で引退だと言っていたけど、その時にしか出来ない青春を してるんだろうなぁと思ったら、私の眼も細まるっちゅうの。 いいねぇ。青春。
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Nちゃん お母さんの心配を他所に、元気だねー。
千尋くん あんたは凄い。 Nちゃんに会いに5日と空けずに 300キロを走ってくるなんて。 うーむ。 仕事しれ。
Cちゃん 言葉使いなおさんと(笑)
Mくん 細かい部分まで気がつける貴方は素敵だと思う。 いい少年だよ。キミは。 保護観察。それこそ若気の至り。 これからだ。
Hさん 若い子と一緒に居るのが好きなんだなぁと思う。 家庭科の先生だけあって、懐かしく教え子を語る姿。 必要以上に喋るのも、道が全くわからなくなるのも 面白い。
Sちゃん 「もう、いい歳になりましたから。」 そう聞いたとき、やべーと思った。 ヤバイ。じゃなくて「ヤベー」と思った。 正直、少し凹んだ。 どうしてかなぁと思ったら、彼女の大人っぽさが ただ単に羨ましくなったんだ。
大人っぽさは自分が作ればいいんだと思った。 んで解決。 次に私は何を目指して歩いてるのかと考えた。 いつもここで考えさせられる。
言える事はこれしかない。 私は私の道を歩く。
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自分にあんな所は無いと言えるものは何も無く ただ、自分でわからないだけで他人と同じものを 自分は持っているんだ。と聞いた言葉が胸にあるから きっと皆の気持ちとわかりたいと思えるんだ。
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肺がんのTさんが月曜日に退院する。 肺がんは息ができなく、看護婦さん曰く 息ができないことが一番苦しいのだと言う。
息ができるだけで有り難い。
その時まで私は心のままに生きたい。
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