特集・ネットラジオ論(2)
前回はこちら。
前回から、長い時間が経ったためか、 Izumi的にも考えがいろいろ変わってきた。 「セトラジ。」を11回やっての感想と、今後などを考えてみたいと思う。 秋の夜長に(暑いですが)。
前回の自分への問いかけについて
1.初めて聴いた人を逃がさない とても難しい。ただ、サッカーでもバスケットボールでも、プロ選手のプレイは見ていて感動できる。歌も芝居も“ホンモノ”であれば、予備知識のない人でも心を揺さぶられる。 ラジオも同じじゃないだろうか。喋り手や番組制作を含めて、番組自体が“ホンモノ”であれば、聴いた人はきっとまた聴きたいと思うはず。 そのためにはプロフェッショナルな仕事が要求される。
2.次も聞きたくなる番組 単純に番組の企画として、次回まで引っ張るネタを用意する、などいろいろあるだろうが、常連さんになっていただくための最善の方法は、1.で述べたとおり、“ホンモノ”のラジオを目指すこと、ではないだろうか。
こうやって考えてみると、 どうしたら“ホンモノ”になれるのかが難しいことになる。 プロのラジオを沢山聞いて勉強するしかないのか。 エンターテイメントとして成り立つかどうか、 というのも重要な部分である。 1回1回の放送を直球勝負していきたい。
最近の考え
そして、最近のIzumiの考えは、少し変わってきて、 「少しでも沢山の人に聞いてもらう」という考えから、 「聴きたい人に聞いてもらう」という考えに移行しつつある。
もちろん沢山の人に聞いてもらうことは大事だけど、 聞きたいと思ってもらえることの方が100倍嬉しい。 お便りとかをもらってから凄く感じる。
Izumiの声が嫌いだったら、別に聞いてもらわなくてもよいと思う。 そう思う人に強制的に聞いてもらう番組でもないし。 ふと離れていく人がいてもいいと思う。 『聞こうかな』というちょっとした動機から、 ボタンをクリックしてもらえれば、それで十分。 ふと離れた人が、『そういえばまだやってるのかな?』と戻ってきてくれたり。 そんな人が「久々に聞きました」ってメールをくれれば、 それだけで僕の心はいっぱいです。
どんなラジオ?
ちょっと前にも書いたかな、 ふとしたときに聞きたくなる、 「リスナーの心の拠り所」みたいな番組にしていきたい。
日常生活の中、
生活環境が変わったとき、
新しい職場や学校についたとき、
友人とケンカしたとき、
恋人ができたとき、
誰かを失ったとき、
そんなときに聴きたくなるラジオが作りたい。 いや、 作ってみせる。
それって、どんなラジオ?
次回に続く。
☆★☆今日のぺけぺけ☆★☆ 今日の『声の記録』 ラジオやってる、っていうとみんなちょっとヒくんですけど、声の記録っていいと思う。半年前の初々しさがあったり。そのときどんなことを考えていたのか分かったり。ラジオでもっとそういうこと喋っていかないとね。将来聞いたときに、過去を思い出せる放送って、自分も楽しいじゃんね。
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