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そういえば
2002年01月02日(水)

親から森博嗣氏の「すべてがFになる」を借りたのを忘れていた。

初めて知ったのは……後輩Mさんが読んでいた(らしい)時?だと思われる。

以来、友達O君(年賀状ありがとう)やら、
NETで某HPで読んでいる人のHPに行き、
そして、この前ゲーム化の話を聞いたのだが……。
そのHPによると、発売元がKIDなのが一抹の不安だそうで。確かに。

理系の小説と呼ばれますが、確かに。
冒頭から、理系っぽい話題が続々と。

冒頭の「1から10までの数字を2つのグループに分けたとき、グループごとのそれらの積が等しくなることはあるか?」という台詞で、「ありません」という答え。
これに対して小説では、「片方のグループには7がありますから、積は7の倍数になりますけど、もう片方には7がないから、等しくはなりません」とのこと。
……これを読んで一瞬で理解できる人は少ない気がします。

自分は、この証明自体は、高1のときに知っていたのですが(それでも遅いか)……結構理系っぽい発想ではないかと思うんですよ。

なお、似たような問題は、次。

「nを任意の自然数とするとき、6つの自然数n、n+1、……、n+5を二組に分けて、おのおのの積を等しくすることは出来ないことを示せ。(数学オリンピック1970年ハンガリー大会)」

証明は上と同様。5の倍数があるとないに分けられるから、で終了なのですが。



P.S.
友人H氏のHPの「Fは別」というコメント、あれは、この小説の事ですか?(多分そうだと思っていたりするのですが。


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