目が覚めるといつも不思議そうにこちらを見たおはようと言うと一呼吸置いておはようと不機嫌そうな声が返ったあなたが私を忘れても私はあなたを忘れない毎晩私を忘れて毎朝私を思い出せばいい後悔と願望と自己嫌悪とそんなものに幾度も押しつぶされながら私をその腕に掻き抱けばいいこの小さな世界の片隅でずっと