ぴょんきち活きる、生きる道
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2001年07月27日(金) うちの犬の話。

私の集金時の楽しみの1つは、お客さんがかっているペット達と会うことだ。
たくさんの犬や猫たちが毎回私をあたたかく(!?)迎えてくれる。
毎月訪れる、やたらと自分らに話しかける人間の存在を、ちゃんと認識してくれているようだ。

もう少し何か新しい発見をしたら、人は犬とか猫とかと話せるようになるんではないだろうかと、私は個人的に思う。逆に犬や猫にとっては、人の言葉の意味なんてお見通しのような気がするのだ、かなり確信的に・・・

先月、うちの実家の愛犬が死んだ。享年13歳だった。名を、ロロという。
私にとっては、たった一人の弟のような存在だった。そんなの大袈裟だって思う人もいるかもしれないけど、紛れもなく、家族にとって、ロロは人間となんら変わりはなかった。ロロ自身も、自分のことを人間と思って生きていたかもしれない。

夫婦が、姉妹が、家の中で喧嘩を始めたとする。座布団に寝そべっていたあいつはムクッと起きだし、耳も目もたれて困ったような表情をし、ソロソロと移動して、どちらかの人の腕に前脚をおいて、「まぁまぁ」と言うように、目を見つめてくる。喧嘩の仲裁は、彼の十八番だった。
2月に13歳の誕生日をむかえて、もうロロも年だから介護のことも考えておこうと家族で話し合ってた矢先、夜、彼は一人で散歩に出かけそのまま、ちょっと家から離れた民家の横で、帰らぬ犬になっていた。急な心停止であったらしい。家族に何の手も煩わすことなく、逝ってしまった。ロロらしいといえば、ロロらしいと思った。

ロロの死には後日談がある。ロロが倒れていた横の民家の方が、親切にも亡骸を安置しておいて下さっていたので、数日後あらためて母がそのお宅にお礼に伺うと、
玄関には、生まれたばかりの子犬が母犬と共に眠っていたそうだ。その子犬は・・・
ロロの子犬の時とそっくりだった!!まさか父親?それはさだかではなかったが、
これも何かの縁だと思い、その日から、ちっちゃな新しい家族が増えた。
名前を、「ロッジ」という。

家族の中でやっぱりロロが一番強者だったことを、思い知らされたエピソードでありました。 帰省した際には、お墓参りに行く予定です。

「ロロ、生まれ変わったんでしょう?」って聞いてこなくちゃ。


ぴょんきち