新・よりぬきオゲ井さん
クズんなってGO!

2002年04月12日(金) クレしん

わーん!二十世紀博に行きたいよう!行きたいよう!


みなさん見ました?
今日の「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツオトナ帝国の逆襲」
やー、何度見ても泣けますナァ。

あの、
自分の靴の匂いで我に帰った父ちゃんがしんちゃんを抱きしめて嗚咽するシーンとか、メチャメチャ泣けますよね?

夕暮れの町をオート三輪走らせながら、
「出口はどこだ!早くでねえと懐かしすぎて頭おかしくなりそうなんだよ!」
って涙ながらにお巡りさんに詰め寄るとことか、マジでぶわっとキますよね?


匂いって脳の記憶中枢にダイレクトに働きかけるとかなんとか、
聞いた事があります。

「懐かしいってそんなに良いものなのかなあ」

うん。良いんです。良いんですよ。なんでこんなに良いのだろうなあ、
なんでだかわかんないけど良いんです。なんでなんでしょうねえ。

だけど、ケンとチャコは永遠に夕焼けが続くこの町に、自分たちの言うところの「未来」なんてあり得ない事にうすうす気付いてしまったんですなあ。
走る事をやめてしまった自分達にあるのは所詮「絵空事の未来(=万博)」なのだと言う事に。
切ねえなあ。
ずっと居心地の良いところで遊んでいたいよなあ。
走るの苦しいもんなあ。
べつに「絵空事の未来」でもいいじゃんなあ!って気もすんだけどなあ。
子供の頃なによりも切なくてやるせなかった日曜日の夕暮れ時。
ドリフを見ながらどこか憂鬱だった日曜日。
ああこの夕焼けがずっとこのまま続けば良いのに。


鉄塔から落ちそうになるしんちゃんやひまわりを必死で守るみさえ。
「死にたくない」と泣き崩れるチャコを抱き締めるケン。

とても印象的なシーンです。
ケンとチャコっていうのは思うに、「家族」というものに何らかのコンプレックスなり恨みなり嫌悪なり持ってたんだと思うんですよ、理由は解らんけど。
そういう、いわゆるアダルトチルドレン側と、「家族」側、双方に語りかけ揺さぶり泣かす映画なのではないでしょうかコレは。


つうか、あたしゃ「イエスタディ・ワンスモア」が実在したら真っ先に入信するであろう典型的後ろ向きダメにんげんですがな!ジークイエスタディワンスモア!(語呂悪)



後日、おっちゃん様より
「ドリフは土曜じゃボケ」という有り難い御指摘を受けました。
「ドリフ」→「サザエさん」てことでどうかひとつ。


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