Mother (介護日記)
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2003年04月08日(火) 入院16日目 ( 2週間延長 )

今日はレントゲンとリハビリがあったらしいが、やはり移動するだけで息苦しいらしい。

夕方、病室にもリハビリのI先生が来て、廊下で歩く練習をしたけれど、
ほんの3メートルぐらいがやっとだった。



今日は義兄からメールが来て、
昼間、近所に仕事に来たついでに病院に寄ってくれたらしい。
義兄は、ライフスコープも酸素も点滴もはずれていたのを見て
「元気そうだった」とのことだったが、実はそうでもない・・・



担当医に会いたいと看護婦に申し出たら、すぐに病室まで来てくれた。
へぇ、言えば来てくれるものなのか・・・つまり言わなければ、来ない、と。
まぁ、忙しいのはわかるけど、入院以来、話しを聞いていなかった。
(先日会ったのは、主治医)

「今は、強い薬を使っていますので、血液検査などを定期的にやって、
 副作用に注意しながら治療しています。
 ステロイドは、現在15mgですが、今後減らして行く予定です。
 酸素は、状態が良ければこのまま、自宅に戻っても使わなくて良いと思います。」

「入院の予定は、あとどのくらいでしょうか? ・・・経過にもよると思いますが」

「あと2週間ぐらいは」



しかし・・・このN医師の今回の“酸素をはずす”ことについては、
看護婦たちも疑問に思っているようなのである。

普通にベッドに寝ている分には落ち着いているので何の問題もないが、
移動の際、ちょっと立った程度でもすぐに息が切れて、
動脈血酸素濃度が90%を切ってしまうので、車椅子にはやはりボンベを積んで行くらしい。

毎日のリハビリも、とても“歩く練習”までには至らず、
行ってすぐに戻ってくるだけなので、付き添いの必要はない、と。

「それでも先生がリハビリを組んでいるのは、
“自宅に戻った時にトイレぐらいは行けるように”ということで、
 とても普通に外を歩けるようになると言うわけには行きません。もう、ホント、ね・・・」 
顔の表情からは察するに、その先に言わんとするのは、
『あの状態で生きていられる方が不思議』



私はそんな母を連れ出して、外来を散歩しながら整形にたどりつき、
最後の患者さんが終わったところだったので、顔出しをしてみたが、
ここでもやはり 「酸素をはずして大丈夫なの?」 と疑問視していた。
また、その場で入院患者情報を検索して、母の使用中の薬などをチェックし、
エンドキサンとサンドミュンは主に抗がん剤として使われるものだと教えてもらった。
抗がん剤は、がん以外の治療にも使われているらしい。

「強い薬を使ってるね〜 しかし、効くのかねぇ・・・」 (-_-;)



明日は朝5時に血液検査があるらしい。
母が心配性なのを知っているなら 『予告』 はしなくてもいいのに・・・
以前に「予告」をしたら、夜間の寝つきが悪かったらしいのだ。




「おまえたち、この間はどこに泊まったの?」 と聞いてきた。(-_-;)

「おうちにいるよ。
 絹江も学校があるんだし、泊りに行ってる場合じゃないよ。」 と笑ったが、
やはり、1人引き離されていることが不安で仕方ないらしい・・・

「おまえたちが私を置いてどこかへ逃げちゃったと思ったけど、嘘? 夢だったのかしら・・・」




市内に住んでいる親戚に、入院していることを連絡した。
既に半月が経過しているのを知って 「すぐに言ってくれればいいのに」 と
近いうちに面会に来てくれるとのことだった。



帰宅して熱を計ってみたら、37.2度だった。ヽ( ′ー`)ノ
今日は早く寝ることにしよう、っと。


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