Mother (介護日記)
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2003年04月01日(火) 入院9日目 ( 点滴終了 )

病室が何だか広くなったような気がしたと思ったら、
ライフスコープがなくなっていた。
酸素のカニューラだけが母につながっていた。

心電図がなくなったので、パジャマの着替えも自由にできるようになり、
指の洗濯バサミ(動脈血酸素飽和度)がなくなって、お茶碗を持つ手も安定するようになった。
ライフスコープときたら、動くたびに警報がピンポンピンポンと鳴り響き、
心電図の波長が乱れたり、心拍数が上がったりするのを目で確認してしまうので、
どうしても神経質にならざるを得なかったのだが・・・

そう言えば、点滴スタンドもない。
夕食前、看護婦が手首に刺したままの針を回収に来た。
(最近は点滴の度に針を刺すのではなくて、
 最初に刺した針をそのまま手首に固定して、点滴チューブに接続する方法らしい)
「もう、点滴は終わりですからね〜」
ってことは、これでステロイドパルス療法が一段落着いたのか。

テーブルの上にメモ書きがあった。
「明日は11:15から胸部MRI検査をします」

先週は血液検査もしたし、明日の結果と合わせて、今後の診療方針が決まるのだろう。

薬は効いているのか? 退院できるのか? どうなんだよっ?

ベッドからポータブルトイレまでの移動でさえ、ものすごく息切れをするし、
少しの間でも立っているのが苦痛みたいだし、
ベッドの背もたれがなければ座っていられないし・・・
自宅に帰ってからのことを思うと不安になってしまう。


夕食後に飲ませる薬をもらったが、今日はなにやら大きなカプセルがあった。
「SANDOZ SANDIMMUN(=シクロスポリン)25mg」を3つ。
変な臭い・・・というより臭い。(-_-;) ネットで調べたら免疫抑制剤らしい。
もうひとつは「791 エンドキサンP錠」 抗悪性腫瘍剤と書いてある。
悪性腫瘍って言ったら、普通はガンだろう。

いろいろ調べてみると、結局はこっちを治すためにあっちに副作用が出る。
間質性肺炎を治すための薬の副作用に、間質性肺炎と書いてあるし・・・(-_-;)


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