Mother (介護日記)
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2002年09月27日(金) 検診。

昨日の内科の検診はレフティーに行ってもらった。
「パルスオキシメータの数値は92だったよ」と報告してくれた。
「『セキがひどいのでデイサービスから帰ると苦情みたいなことを言われる』って言っておいた。
 先生は『今、薬(プレドニン)を減らしてるから』って言ってたけど」

聴診器を当てて「はい、いいですね」と主治医は言うが、レフティーは
『これのどこがいいんだよ』と思うばかり。
でも、いくら耳が遠いとは言っても補聴器もしていることだし、
本人の前では聞きにくいこともある。
最近の激しいセキについて、レフティーも聞きたいことはあるのだが、
かと言って、どう聞けば良いのかもわからず、結局聞けず仕舞いだったようだ。



今日の整形の予約は12時だったので、絹江のお弁当を作った後、
体調不良の私は、ギリギリまでもう一度寝ることにした。

それなのに、こういうときには人が来るものだ。
ケアマネが来月の予定表を持ってきた。
次に、郵便局が簡易保険料の集金に来た。
結局1時間おきに起こされるのだった。



雨の影響か、タクシーを頼んだら「10分ほど待ってください」と言われた。



病院に着いて玄関先で料金の精算をしていると、
目の前のベンチに座ったお年寄りの女性から苦情を言われた。
「ちょっと、何してるの? タクシー、乗るの? 降りるの?」
「降りるんですけど」
「早くしてちょうだいよ、後ろの車がつかえてるじゃないの」

そのご婦人は、
私たちの乗ったタクシーの後ろについた、家族の車に乗って帰るところだったようだ。

障害者割引(1割)を使うためには、障害者手帳の提示をして、
運転手はその手帳の番号と名前を控え、1割引きの計算をしなくてはならず、
普通の人のようにスマートな清算にはならないので、
気付かぬうちに誰かに迷惑を掛けているのかも知れないけど、
自分はベンチで座っているのだし、
何も1分やそこらのことで目くじらを立てて怒鳴らなくてもいいじゃないか。
それでも運転手さんがいい人だったので救われた。
後ろの車からはクラクションを鳴らされたりはしなかったけど、
降りた後、会釈をしておいた。

本当なら、院内から車椅子を借りてきてタクシーの脇につけるところだが、
今回は車椅子を置いてあるところまで仕方なく歩かせた。 
雨の日なのに転んだら、どうするんだよ。



借りようとした車椅子に、誰かの診察券が載っていたので受付に届けた。



雨で空いているかと思われたが、整形もかなり混んでいた。

呼ばれるまでに1時間。

「どうですか?」と聞かれて、
「セキがひどくて」と話し始めたら、
「セキのことを整形で言われてもねぇ。それは内科の方で言ってもらわないと」

だからさ、セキがひどいから、その勢いで骨が折れてるんじゃないかって言ってるんだよ。
触ると痛いっていうところがあるんだし、内科でも前にそう言われたし。

「それじゃ、レントゲンで確かめてみましょう」

なんだかつい最近も撮ったような気がするんだけど。
この1年に何回放射線を浴びてるんだろ? そういう副作用もあるんだよな。

母抜きで話したいこともあったので、2度目は私だけが診察室に入った。

結果、痛がる部分は折れてはいないのだけど、セキが長引くと筋肉痛になるらしい・・・
それは前からわかってるけど。
「セキ止めも痛み止めも内科で出ているから」と、これ以上、やりようがないらしかった。


先生は画像を手に持ったまま説明をして、そのまま封筒に入れてしまったが、
「写真に撮りたいんですけど。まぁ、私が見てもわからないんですけど」とお願いして
蛍光灯の面に貼ってもらい、画素数も圧縮率も最高にして撮った。

いつの間にかカーテンの後ろに母が来ている気配がしたので、
会話には気をつけた。

* 今後、急激な体調の変化が起こりうるかどうか。

  『それも考えておかなくてはならないでしょうね。風邪を引かせないように』


* 朝、起きたら死んでいたなんてことも・・・

  『それはよくあることで仕方ない。そこまで考えていたら、看る人の体が持たない』


* あちこちに連れ出していることについて、体に負担かどうか。

  『寒い日だとか、雨の日だとかじゃなければ、それは良いことでしょう』



その後、処置室にて看護婦によるエルシトニンの筋肉注射。
その様子もデジカメの動画機能を使って、撮影。


会計が終わるまで2時間。


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