Mother (介護日記)
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今朝は一旦起き出してトイレに行ったものの、 その後着替えることもなく寝ているので熱を計ってみると38度だった。
食欲もないようだったので、とりあえずバナナだけで薬を飲ませた。
その後、気温もぐんぐん上がってきたので、長袖パジャマを脱がせて肌着一枚にさせた。 母はもう、暑いとか寒いとかに鈍感になってしまっているので、 こちらが気をつけて調節しなくてはならない。
時々爽健美茶を飲むように勧めて水分補給をしていたが、 そう言えば朝以降、トイレに行っていなかったので行かせることにした。
ところがトイレに着いたときには、既にオムツはびっしょりで、 パジャマのズボンも濡れていた。 ・・・と言うことは、もしや、と思ってベッドを見ると、 やっぱりマットが濡れていた(-_-;)
こうして熱があって動きが一層鈍くなると、トイレでも介助が必要となる。 おしりにまで手が回らないので、ちゃんと拭けないのである。
今、ウレタンマットを干しているところ。お天気が良い日で良かった。
仕方がないので、お昼寝はフロアマット(2畳用)を二つ折りのまま敷いて代用。
シーツもパジャマも、今日のこの気温なら、なんとか乾きそうだ。
* * * * *
お昼寝をしていたら、玄関のチャイムが鳴って起こされた。
母はちょうど玄関脇のトイレに入っていたので、チャイムが聞こえたようで 「誰か来たよ」と言った。
新聞屋さんの集金だった。
支払いを済ませ、母の体温を計ろうとしたら、 「絹江ちゃん、今、行ったみたいね。 こんなに早く行く日もあるのね、大変ね」と言った。ヾ( ̄。 ̄;)
昼寝したので、また朝と夜を間違えてる・・・ 新聞屋さんが出て行ったのを、絹江が登校したのと勘違いしているらしい。
『今は夕方の5時だよ。 朝じゃないの。』と言っても、 そう簡単に理解できるわけがなかった。
「こんなに早く行くんだね、大変だね」 また言ってる・・・(-_-;)
『だからね、今は夕方の5時なの、わかる? 絹江は朝の8時に学校に行ったんだよ』
「まだ8時じゃないよ」 だからぁ・・・(-_-;)
『今は朝じゃないの。夕方だよ。さっき来たのは新聞屋さんの集金だからね』
なんと言えば納得するのだろうか。 私は、母に外の道路が見えるように窓を開け替えた。 そこへ、ちょうど向かいの駐車場に生コン車が帰って来た。
『ほら、ダンプが帰って来たよ、お仕事が終わったんだよ。今は夕方だよ。 中学生も、お勤めの人もみんな帰って来る時間だよ。ここから見ていてごらん』
私もかなりムキになっていた。 窓が開いているので、お隣はどう思って聞いていただろう。
そこへ、5時を知らせる街の広報の音楽が流れたので、 『ほら、5時の音楽が鳴ってるよ、聞こえるでしょう?ね、今は夕方だよ』
今日はお天気が良く陽も伸びたので5時でも明るく、間違えても仕方がないけど。
これまでにも、何度も昼と夜を間違えたりしている。 もちろん、私や絹江もたまに寝ボケて間違えることはあるのだけど、 私たちと違うのは、否定されてもすぐに頭の中で修正ができないという点にある。
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