Mother (介護日記)
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2002年07月02日(火) 今日も熱がある

今朝は一旦起き出してトイレに行ったものの、
その後着替えることもなく寝ているので熱を計ってみると38度だった。

食欲もないようだったので、とりあえずバナナだけで薬を飲ませた。

その後、気温もぐんぐん上がってきたので、長袖パジャマを脱がせて肌着一枚にさせた。
母はもう、暑いとか寒いとかに鈍感になってしまっているので、
こちらが気をつけて調節しなくてはならない。

時々爽健美茶を飲むように勧めて水分補給をしていたが、
そう言えば朝以降、トイレに行っていなかったので行かせることにした。

ところがトイレに着いたときには、既にオムツはびっしょりで、
パジャマのズボンも濡れていた。
・・・と言うことは、もしや、と思ってベッドを見ると、
やっぱりマットが濡れていた(-_-;)

こうして熱があって動きが一層鈍くなると、トイレでも介助が必要となる。
おしりにまで手が回らないので、ちゃんと拭けないのである。

今、ウレタンマットを干しているところ。お天気が良い日で良かった。

仕方がないので、お昼寝はフロアマット(2畳用)を二つ折りのまま敷いて代用。

シーツもパジャマも、今日のこの気温なら、なんとか乾きそうだ。


* * * * *


お昼寝をしていたら、玄関のチャイムが鳴って起こされた。

母はちょうど玄関脇のトイレに入っていたので、チャイムが聞こえたようで
「誰か来たよ」と言った。

新聞屋さんの集金だった。

支払いを済ませ、母の体温を計ろうとしたら、
「絹江ちゃん、今、行ったみたいね。
 こんなに早く行く日もあるのね、大変ね」と言った。ヾ( ̄。 ̄;)

昼寝したので、また朝と夜を間違えてる・・・
新聞屋さんが出て行ったのを、絹江が登校したのと勘違いしているらしい。

『今は夕方の5時だよ。 朝じゃないの。』と言っても、
そう簡単に理解できるわけがなかった。

「こんなに早く行くんだね、大変だね」 また言ってる・・・(-_-;)

『だからね、今は夕方の5時なの、わかる?
 絹江は朝の8時に学校に行ったんだよ』

「まだ8時じゃないよ」 だからぁ・・・(-_-;)

『今は朝じゃないの。夕方だよ。さっき来たのは新聞屋さんの集金だからね』

なんと言えば納得するのだろうか。
私は、母に外の道路が見えるように窓を開け替えた。
そこへ、ちょうど向かいの駐車場に生コン車が帰って来た。

『ほら、ダンプが帰って来たよ、お仕事が終わったんだよ。今は夕方だよ。
 中学生も、お勤めの人もみんな帰って来る時間だよ。ここから見ていてごらん』

私もかなりムキになっていた。
窓が開いているので、お隣はどう思って聞いていただろう。

そこへ、5時を知らせる街の広報の音楽が流れたので、
『ほら、5時の音楽が鳴ってるよ、聞こえるでしょう?ね、今は夕方だよ』

今日はお天気が良く陽も伸びたので5時でも明るく、間違えても仕方がないけど。

これまでにも、何度も昼と夜を間違えたりしている。
もちろん、私や絹江もたまに寝ボケて間違えることはあるのだけど、
私たちと違うのは、否定されてもすぐに頭の中で修正ができないという点にある。


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