Mother (介護日記)
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2001年08月20日(月) やっぱり入院

昨夜も数回に渡って咳が出て、5分ぐらい続いたりすると苦しそうなので、
今日、病院に行くことにした。
担当医に見てもらえなくても仕方ないが、取り敢えず、医者に診てもらいたい。

11時半、病院に着くと、機械に診察券を差し込んで受付票をもらい、内科の待合へ。 
処置室にちょうど担当医の姿が見えたので、事情を話した。
「わかりました、それでは待っていてください」と言われ、診察券を窓口に出し、
咳き込んだ時に飲むためのウーロン茶を買いに行った。

一人で待っている母のところに看護婦がやってきて、なにやら話し始めていた。
「今日は予約じゃないですよね?
 担当医に診てもらいたいんだったら、あそこに書いてありますから、
 今度から先生のいる時に来て下さい。
 先生がいつでもいると思っている人が多いんですけど、
 みなさんの予定も狂ってしまいますので・・・」 と、かなり強めに言われた。

私も反論した。
「ええ、今日は予約ではないし、いつもの火曜日ではないので、
 先生がいない事もわかっていました。
 それでも、週末から具合が悪いので、どなたでも診て頂きたくて来たんです。
 前回は2,3日のうちに、歩けない状態にまでなってしまったので、
 今回は大事を取って早めに連れてきたんです。」

だいたい、担当医の当番に合わせて
身体の具合を調節するなんてできるわけないじゃん。ヽ( ′ー`)ノ
このやり取りは、ソファで待っている多くの人達が聞いていた。

で、診察室へ。
退院からまだ10日目。
「どうして、病院だと元気なのに家に帰ると調子が悪くなるんだろう?
 お宅はしいたけを作っているとか、鳩を飼っているとかってありませんよね?
 ハウスダストでもなさそうだし。
 まぁ、そもそも肺炎はアレルギーではないけどね。
 今回はちゃんと薬を飲んでいる、ってことなので、
 ステロイドが足りないのかも知れませんね。
 取り敢えず、レントゲンと血液検査をして来てください。」

というわけで、処置室での採血、そしてレントゲン室へ。

レントゲンの画像はすぐにできあがって、すぐに内科に提出した。
血液検査は、その内容にも因るのだろうけど、至急扱いでも30分かかるらしい。

もう1度診察室に呼ばれた。いつのまにか、もう1時。

「右の肺が退院の時よりもやや、荒れていますね。
 もともと、そんなにキレイな肺ではないのですが。
 白血球がやや増えているようです。
 今は同居しているということですから、
 そんなに動き回ったりってこともないと思うので、不思議なんですが・・・」

「昨日は、入院中にお世話になった方へのお礼をするために買物をしました。
 もちろん車ですけど・・・ 親戚が来て、食事に出かけたりもしましたが、
 特別激しい運動などをしたと言う事はありません。」

「取り敢えず、それほど深刻でないにしても、
 退院の時に比べてやや悪くなっているので、
 このまま放置してまた悪化しても困るので、
 ステロイドの量を増やして様子を見ましょう。
 前回のように、酸素吸入や点滴などの必要はありません。1週間です。」

と言う訳で、入院が決定。
今回は、ベッドが空くまで数時間待つなどと言うこともなく、
すんなりと病棟に移動できた。

昨夜のうちに用意しておいた入院グッズを持ってきて良かった。
外来患者にしては、かなりの大荷物。(^^ゞ
でも、これで取り敢えず、今すぐに入院生活が始められるというものだ。
考え方に因っては「なんとしても入院させてくれ」というように受け取れるだろうか?

でも、実際、入院が決まってから荷物を取りに戻るのでは、
私にとって時間的、もしくは経済的に非常に大変なこと。
レフティーの車で持ってきてもらいたくても、
今日は残業で帰宅が遅くて、面会時間中には間に合わないという状況だったのだ。

今回は廊下一番奥、2人部屋の廊下側。 トイレや洗面所は前よりも遠くなった。
お隣は母より年上らしく髪は真っ白で、
ポータブルトイレを使用していることしかまだわかっていない。
カーテンで仕切られていて、
ご挨拶しようと思った時には寝ているらしかった。

やがて看護婦がやってきて、既往症や家族構成などを聞いて来た。
すかさず、「書いてきました」と言って、昨夜作ったものを渡した。
母とのやり取りでのお願いも書いてある。
そして、ビニールの小袋に既に1回分づつ分けてある薬もその場で預けておいた。
「先生が薬を増やすと言っていたので、それもお願いします。」

明日はまた、不足分の荷物を持って行く。
最低限とは言いながらも、それなりの量になるものだ。


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