もうすぐあの人が私の前からいなくなる…
それを思うととても切なくて、寂しい…今までずっと傍にいて、一緒に生きてきたのに…
もう、逢えない。声も聞けない。触れ合うことなんて出来ない…
別れて暮らすことは、お互いの為だと思った。目の前で他の人に嬉しそうにメールする姿も、電話する姿もこれ以上見たくなかったし、それで苦しんでいる姿を見せることもしたくなかった。お互いが苦しかったから…
ソレが、あの人のためだと思ったから…辛いのは、3人より一人のほうが良いと思ったから。
私なら大丈夫。辛くても大丈夫。寂しくても大丈夫。
私自身も、あの人もそう思ってたから…

でも、本当に？大丈夫なの？自分で自分に聴いて見る。寂しくないの？辛くないの？悲しくないの？気がついたら、寂しいって、涙が出た。ほんのちょっぴり。

ほんのちょっぴり…まだ悔しかったり、寂しいって思う気持ちがあったんだなぁ…
誰にも、どこにも吐き出さずにいたら、もっと凝縮されて、凝り固まってしまいそうだから、吐き出した。前に進む為に。
私自身の為に。終わった愛をいつまでも、大事に抱えて、その亡骸だけを見つめて生きていかないために。
吐き出して、流して、綺麗になるために、軽やかに歩き出す為に…
誰も知らなくても良い…私だけが解ってても良い。好きだから、一緒に居たい。好きだから苦しい…好きだから、切ない、寂しい…
矛盾してても、私の本当の気持ち。

綺麗事を言うのは格好つけて前に進む為に。進みはじめれば、ちょっとだけ、変わるから。段々と進んでいけば、変われるよ。きっと。
辛かった私に、エールを…（笑）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（真央）

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