世を忍ぶ仮の日記
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着付け練習終わった後、遙か八葉が密林から届いたり、メール便で楽譜届いた途端に空前のモーツァルトフィーバーが起こったりで、毎日心大騒動です。忙しいぜ!(家の中で、一人で…) やっぱり魔笛は格好いいワー夜の女王最高マジかっこいい一回弾く度に一人でモーツァルトに拍手喝采(アホの取る行動)しながら練習していて、モーツァルトって格好いいから自分でもやりたいわ、なんて昔弾いた曲の中でマシなヤツをひっぱりだして、弾けるように頑張ろうとしていたら色々と苦々しい思い出が出てきてやっぱりモーツァルトに腹立ったりしている、毎日心が忙しい。 そもそもモーツァルトとかシューベルトとかあの手の輩には負けている記憶しか無いのだがな。 オーストリアめ……。 ヘタリアのオーストリアがめっさ憎い今日この頃です。あいつ腹立つー好きだけど腹立つー(ガリガリガリガリ)お慕いしているけれども腹が立つー。 そもそもお慕いしている先生達は大体オーストリアなんだな。 さて、オーストリアの面白気質についてでも語ろうかね。 あの方々にされた羞恥プレイを練習中にフラッシュバックさせてしまってこうやって日記を書きにやってくる日本人ですよ、私は。 その昔、講習会でレッスン受けて、公開レッスンになった時に、 それまでは一言も言ってくれなかったのに、いきなり 「君はこの難しい部分はとてもちゃんと弾けているのに、こんな単純な譜読みのミスをしているよ」 とサラリと笑顔で公衆に向かって言ったのよ。 顔から火が出るかと思って、私の楽譜には赤いボールペンで修正してあるワァアアア! それまでのレッスンで一言言ってくれたら、直したのに、何故敢えて公開で言う。 あの方々は前置きで必ず誉めるよね。 でも、あの、ホント、魔法のように音楽の治療をしてくれるから全体的には全然恨んで無い、けど譜読みの間違いは辛いんッスよ、先生。
オーストリアさんはフランスさんの事、割と馬鹿にしてるよね、て思った事。 「見なさい、シェーンブルン宮殿を。簡素でありながらとても美しいでしょう。何処かの国の過度の装飾の宮殿とは大違い」 あの、それ15才の小娘に言っても、何処かの国の過度の装飾の宮殿、見た事無いんですけど…。
15才の時、レッスン受けたいナーっつったのに、相手方がやんわり東方の小娘なんざ相手に出来ないよというのを遠回しにして断ろうとしてたら、私の先生オーストリア気質が唐突に憤慨して、電話を延々三十分くらいしていたので、何を話したのだろうかと訊ねもしないのに、 「あなたが17才の時のコンペティションでリストのエチュードの何番は素晴らしかったけれども、何番のあそこのところはもうちょっと」 みたいな、半世紀前の出来事を掘り起こして攻撃してたらしい。 おおお、怖い国柄だぜ。 いきなり若かりし話をされた先方は、その話をされた途端ギブしたらしいです(ロシア人)。 ロシアが譲歩した。 譲歩させるのに時間がかかるのも無理はなかったのだな。 ヘタリア、勉強になる(ヘタリアではロシアがピンで大好きです)。 しかもカンカンに怒った状態で電話したので、行った時点でロシアの先生、ビビッてました。 ほんで、お互い譲歩ってものをしらないから、レッスン自体が、お互いの言う事が間違って無い、うん、というレッスン内容であった。
お ま え ら!
イタリアの先生は、女王蜂だった←女の先生。 女の先生が、男しか教えないから、あんたたちフィレンツェに男のいい先生がいるからそこに行ったら? て漏れなく女性は言われたオチ。 そして彼女が「今日はちょっと寒いわね」て言ったら、15分かけて男子生徒がダッシュで上着を取りにいく世界で、楽しかった。 三食昼寝付講習だったのでいい思い出しか無い。色々ありすぎて書ききれないよセニョリータ。 イタリア語分かんないと思われて(実際分からん)頼んだ料理と違うのが来たので、違うのが来たよって抗議したら 「アッハッハ! それも間違いなく美味しいからそれ食べてよー」 て言って去っていく、イタリアルール。塩加減だって毎日違うぜ!?←偶に真剣にしょっぱい。 一日目は純日本人だったので半泣きの勢いで酔っぱらいのヘタリアンに怯えていたら、クールなイタリア女性に「あの人達がクレイジーなだけで、イタリア人全員がそうだと思わないでね」と言われたり、
イタリアのお姉さんにもっそい怒られた挙げ句呆れられたり、ヨーロッパ姉ちゃん怖えよおお。
講習終わる頃すっかりイタリア人になった私は、梅雨が明けたらシエスタ導入を決定してます。
ちなみに私が住んでいる地帯も割とヘタリアンなので、電車がけっこう遅れていたってアナウンス無いし、乗っている人達にも遅れているという自覚無いです。 宅配お好み焼きに、ピザ宅配が相当介入してきたので、地域イタリア化も遠く無い。
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