慨視感は、兄を見ているようだった。
めまいがしそうだ。
大好きだった作家さん(同人だけどね)の本をちょっと読みたくなった。
話がすごく好き。 退廃的で、でも、その中のどこかがちょっとでも前に向かっていて
その前に、破滅があるのか分からないけど
理不尽な行動で困らせて、でも、一本の筋が通っていて
それを、される相手もわかっているから、自分を諭すように許して。
ゆるやかな流れだと思った。 何かが回帰するような。 ゆるりとねじれたものがあるべき姿に、ゆっくり戻るような。
全ての素直さを体現化したようなものだと思った。
あたしが思うに、人が生きるには丁度良く、それぐらいの深さで付き合う人との距離は、
言葉とは裏腹に、実は表情や目を見ればその人に置く信頼が、絶大な物だって分かるような。
きっと、寝首をかかれちゃっても
「あぁ、オマエか…」
と自然に思えるような、こいつなら殺されても良いと思えるような
殺されることを裏切りとも思わない そんな環境を作り出せれば もう ベスト。
笑って死ねれば、それで良い。
全てを飲み込むそんな空間の穏やかさが
さながら満月のようで。
柔らかな侵食。
吐息も 爪痕も 全ての欺瞞を なんでもないものにして 解ける、溶ける。
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