2006年12月04日(月)  'twas a beautiful day

イチ!

ニ!

サン!

catorce!!


ボノがー!!ボノが近いー!!!
アリーナはやっぱり疲れましたがたまに来たときにたまに見えるボノがあんなに近かったときの感動は譲れんです…。花道が2箇所作ってあって、花道を通るたびに普通の後方ブロックではありえない近さに…ビバ!花道ビヴァアア!

スクリーンが噂に違わぬデカさで映像が写ればもうそれ自体が巨大なステージライトでした。クルーも慣れたもので、カメラアングルが全て素敵に格好いい上に両脇のスクリーンがいつも違う映像を映すのもいい。同時進行で編集済みのライブ映像を見てるみたい。中央の巨大スクリーンでも多分凝ったもの色々流してたんですが、ボノばかり見ようとしててあまりよく覚えてないです。

そうそう演出で芸者さんたちが花道から登場してきたんですよ!驚きました。あまりにハマってて。「she moves in mysterious ways」という歌詞と舞妓さんたちの雰囲気がピッタリだったんです。微笑みながら登場して微笑みながら歩いてやがて微笑みながらボノの前を通り過ぎていくだけなんですけど、大観衆をものともしない舞妓さんたちの優雅さがすごいインパクトでした。本場の本物だそうですよ…。明らかに一見さんなのに京都の舞妓を3人も2日間貸し切るってどういうこと。ある朝テレビで安倍総理と談笑してるボノを見たときよりも驚きだ。

外国人て来るだけでいっぱいいっぱいで演出に金をかけないのかと思ってたんですけど、いやとんでもなかったです。日本人だって京都から舞妓は呼ばない。

途中から段々乗れなくなって歌詞がわからないせいかなとか疲れたのかなとか思ってたんですけど「With or without you」が流れたときにわかった。じわじわと感動が溜まって動けなくなったらしい(遅い)。堰を切ったようにいきなり涙腺決壊しました。そりゃ感動もするさ…ようやく生で聴けたんだもんさ…。U2の曲を聴くといつも空の下に立ってる気分になるのは多分あのボノの声とギターの独特な反響具合のせいだと思うんです。あれが好きなんです。大好きなんです。あと例えて言うならラヴソングで「love」と一言も言わないであそこまで激しいラヴソングになるところ。以前ブログで読んだ「U2は元々はコピーバンドすらできないからオリジナルを始めたほど下手で、テクニックやルーツといった結構な逃げ場が全然なかった。つまり観客と誠実にまっすぐ向きあうしかなかった彼らは、いい歌詞のいい歌を作るという当たり前のことを、不器用に努力し続けてきたバンドだ」という感じのU2ファンのコメントがすごい心に残ってます。それでグラミー賞をあんなにいくつも受賞するんだもんなあ…。


あー興奮した上に今日起きるの遅かったからなかなか眠気が…ちょっとだけU2聴いてから寝ようっと。


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cerri ■