仏像展よかっだーーーー!!!(じたばたじたばた)
あ、あ、アレは皆さん見た方がいい!見て!行って!明日までだけど!正直仏像にさして興味はなかったのに…すごいんですよ!生ってすごい!本物ってすごい!ウキーーーーー!!(大興奮) 一木彫といって一本の木から掘り出した仏像の展示会でした。さすが東京国立博物館、展示方法も上手で…あれライトアップがすごく上手だと思うんですが。ぼうっと仏像が浮かび上がるような感じ、すごい。あと飾られるための仏像の展示の後に(いや、それはそれですごかったんですよ!)飾られることを前提としていない円空や木喰の仏像を展示するところが憎い。木の虚に彫った木喰の仏像なんか、本当に願いが込められていると思いませんか。見せるとか拝まれるとか買い取られるとか前提にないってことじゃないですか、木の中に彫っちゃうってのは。
中でも円空の仏像は見てほしい明日までだけど。霊威を出すために人間くささとか作者の気配を故意に消すのが仏像だと思うんですが、円空の仏像は…第九を生まれて初めて目の前で聴いたときみたいに衝撃的でした。円空の存在感がもーびっしびっし出てるんです。木取りも何も全然気にしてない荒削りさで意思や想いがガンガンに出てるんです。人々の救いを願う円空の暖かさや気迫が…って全部適当な感想なんですけど実際円空の気持ちなんてわかりませんけど…。でも今でも円空の仏像が沢山残ってるのは、例えば病気で患っているときに自分のことを思って仏師が彫ってくれたあんな暖かい仏像を捨てられるわけないからだと思います。「火の鳥」の我王のモデルは絶対円空だと思う。12万体も仏像を彫るとか、即身仏になっちゃうとか(漫画で即身仏になるのは我王の師匠ですが)。あー、円空という人に会ってみたいな…彫ってる姿だけでも見てみたいな…。
仏像って前から見るときと横から見るときと全然違うんです。前傾姿勢になってるとか細身だとか猫背だとか横顔の感じとか、正面からは絶対わからないですよ。正面より横から見た方がはるかに仏像の特徴が出てる。でも普通は正面からしか見られないからもったいないですね。横から見せてくれてもいいじゃない。日本史の資料に横アングルを載せてもいいじゃない。でも広告の印象と実際に見た仏像の迫力があまりに違ったので、図録は買いませんでした。
おー上野ありがとうーーー。ベルギー王立に行ったらダリ・エッシャー・マグリッドの「3大怖い絵」制覇です(なんだそりゃ)。マグリッドだけの展示会も見たいなー。あとダリはもう一回行きたいなー。
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