米国発 金融危機関連情報

2009年07月10日(金) 金融危機脱出にあと2年


報道(日経)
1、(7/8)英が金融監督規制の見直し案、危機再発防止へ当局の権限強化
2、(7/9)中・東欧経済「危機脱却は11年」 オーストリア最大手銀社長
3、(7/8)米不良資産買い取り制度、400億ドルに規模縮小 危機後退で

 経済の最悪期が脱したとの報道があるが、これはやや政治的なイメージ操作の匂いがする。上記2の報道のように危機脱却は2011年との見方が正しいと思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(7/8)英が金融監督規制の見直し案、危機再発防止へ当局の権限強化

 【ロンドン=欧州総局】英政府は8日、金融監督規制の見直し案(ホワイト・ペーパー)を発表した。金融危機の再発防止へ監督当局の権限を強化することが柱。報酬体系の規制を強化するなどして、金融機関がリスクの高い経営に傾くことを抑える。

 ダーリング英財務相は8日、議会で「グローバル化に伴うリスクを把握する必要がある」と発言。1980年代の金融改革(ビッグバン)以降の規制緩和路線を改め、規制強化に転じる方針を表明した。

 規制強化の主な対象は、破綻による影響が大きい大規模金融機関。報酬体系が短期的な利益に基づいていてリスクの高い経営に傾く恐れがあると英金融サービス機構(FSA)が判断すれば、罰金を科せるようにする。金融機関側には、高リスク経営のまま規模を拡大するのを防ぐため、自己資本の積み増しや高リスクの市場借り入れの制限などを義務付ける。


 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ [MAIL]

My追加