米国発 金融危機関連情報

2009年05月10日(日) 米国の凄まじい失業者の増加

報 道
1、4月の米雇用53万人減、減少ペースやや鈍化 失業率は8.9%
                    2009年5月¥8日  日経
2、米雇用統計:失業率、8.9%に 25年7カ月ぶり高水準−−4月
毎日新聞 2009年5月9日 東京朝刊
3、米雇用統計:4 月の失業率は8.9% 3月から大幅悪化
毎日新聞 2009年5月8日 
4、3月の失業率8.5%に悪化、15ヵ月で510万人失業
                2009年4月5日 金融危機情報から

米国は凄まじい失業者の増加が続いている。
1月の米失業率、7.6%に悪化           失業者 1253万人
2月の米失業率、8.1%に悪化            失業者 1335万人
3月の失業率  8.5%に悪化            失業者 1401万人
4月の失業者  8.9%に悪化            失業者 1468万人
今後の予想   10.3%              失業者 1698万人

 上記のうち1−4月に失業した人は、報道3のとおり266万人で、第二次世界大戦後では最悪の雇用悪化が続いている。就業者数の減少は16カ月連続となり昨年1月からの減少数は計573万8000人に達している。数ヶ月まえの予想の通り最終的に失業率が10%を超えると思う。

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1、4月の米雇用53万人減、減少ペースやや鈍化 失業率は8.9%
                     2009年5月¥8日  日経
 【ワシントン=米山雄介】米労働省が8日発表した4月の雇用統計(季節調整済み)によると、景気動向を反映する非農業部門の雇用者数は前月から53万9000人減少した。政府部門の雇用増を背景に減少ペースはやや緩やかになった。失業率(軍人を除く)は前月より0.4ポイント高い8.9%となり、1983年9月(9.2%)以来、25年7カ月ぶりの水準に悪化した。
 オバマ米大統領は同日の演説で、雇用者数の減少幅の縮小について「いくぶん勇気づけられる」としながらも「さらなる失業を覚悟しなければならない」と述べた。
 雇用者数の減少は16カ月連続。昨年1月からの合計で約570万人に達した。今年3月の減少幅も当初発表の66万3000人から69万9000人に修正された。 (01:26)
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2、米雇用統計:失業率、8.9%に 25年7カ月ぶり高水準−−4月
毎日新聞 2009年5月9日 東京朝刊
 【ワシントン斉藤信宏】米労働省が8日発表した4月の雇用統計(速報値)によると、失業率は8・9%と、3月の8・5%から0・4ポイントの大幅悪化となった。83年9月(9・2%)以来、25年7カ月ぶりの高い水準。また、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月比53万9000人減となり、減少幅が縮小。雇用情勢に改善の兆しも出てきた。
 ただ、2月と3月の就業者数が68万1000人減、69万9000人減へとそれぞれ大幅に下方修正された。今年に入ってから4カ月間での失職者数は266万人に膨らみ、第二次世界大戦後では最悪の雇用悪化が続いていることを裏付けた。就業者数の減少は16カ月連続で、昨年1月からの減少数は計573万8000人に達した。
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3、米雇用統計:4月の失業率は8.9% 3月から大幅悪化
毎日新聞 2009年5月8日 
 【ワシントン斉藤信宏】米労働省が8日発表した4月の雇用統計(速報値)によると、失業率は8.9%と、3月の8.5%から0.4ポイントの大幅悪化となった。83年9月(9.2%)以来、25年7カ月ぶりの高い水準。また、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月比53万9000人減となり、減少幅が縮小。雇用情勢に改善の兆しが出てきた。
 ただ、2月と3月の就業者数が68万1000人減、69万9000人減へとそれぞれ大幅に下方修正された。今年に入ってから4カ月間での失職者数が266万人に膨らみ、第二次世界大戦後では最悪の雇用悪化が続いていることを裏付けた。就業者数の減少は16カ月連続となった。
22時03分(最終更新 5月8日 22時04分)
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2009年04月05日(日) 3月の米失業率8.5%に悪化、15カ月で510万人失業
報道
1、3月の米失業率8.5%に悪化 雇用、15カ月で510万人減
                      2009年4月3日 毎日
2、3月米雇用者数は‐66.3万人、失業率は8.5%
                    2009年 04月 4日 01:00 JST
3、3、バーナンキ議長、将来のインフレ抑制に配慮 当面は金融安定に全力
                      2009年4月4日 日経

 米国は凄まじい失業者である。2ヵ月を振り返ってみると
1月の米失業率、7.6%に悪化 34年ぶり減少幅  失業者1253万人
2月の米失業率、8.1%に悪化雇用は65万人減   失業者 1335万人
3月の失業率  8.5%に悪化          失業者 1401万人
今後の予想  10.3%             失業者 1698万人

 北朝鮮の人口は推定2500万人であるといわれている。米国で食料品購入券を政府から支給される国民は昨日引用したように3200万人に達している。米連邦準備理事会(FRB)のベン・バーナンキ議長の講演は注意深く読んでいる。3日、ノースカロライナ州で「FRBのバランスシート(貸借対照表)」との演題で講演した。おびただしい量のドル札をばら撒いてFRBのバランスシートが肥大化している。
 ベン・バーナンキ議長は、10年ほど前「デフレを克服するには、ヘリコプターから現金をばら撒けば良い」と発言して、「ヘリコプター・ベン」と揶揄されたことがある。今回FRBの議長となって、ヘリコプターから現金をばら撒くような金融緩和を行ったが、失業率増加防止には何の役にも立っていない。金融システムが崩壊した国が、金融政策で立ち直ることは考えられない。

 昨日引用した一部を再度引用したい。
「ここまでアメリカ経済がおかしくなってしまった背景にはアメリカ産業の空洞化という問題が深くかかわっている。アウトソーシングという美名の下、アメリカ企業は物を作るという生産現場を次々と海外に移転させてしまった。その結果、アメリカ国内において、働く場所が消滅してしまうという取り返しのつかない状況に陥ってしまったのである 」
http://www.enpitu.ne.jp/usr3/bin/day?id=30290&pg=20090405
















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石田ふたみ [MAIL]

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