米国発 金融危機関連情報

2009年05月03日(日) 米新車販売の状況

1、4月の米新車販売、34%減 トヨタはフォード下回る
                     2009年5月2日  日経
2、米新車販売台数:34%減 トヨタ、初の4割超下落−−4月
                     2009年5月2日 毎日
3、トヨタ3位後退 米新車販売 4月 クライスラーは半減
                     2009年5月2日 夕刊

 米調査会社オートデータが1日発表した4月の米新車販売によると、販売台数は81万9540台と前年同月比34.4%減となり、18カ月連続の前年割れとなった。4月の販売ペースを年間販売台数に換算する930万台で、依然として1000万台割れのペースが続いている。金融危機前の年間販売は1500万台前後であった。

GM     33.1%減   17万1258台
フォード   31.3%減   12万9476台
クライスラー 48.1%減
トヨタ    41.9%減   12万6540台
ホンダ    25.3%減   10万1029台、
日産自動車  37.8%減    4万7190台

注目すべきことは、トヨタ自動車が同41.9%減の12万6540台となり、31.3%減だったフォード・モーターを1年2カ月ぶりに下回ったことだろう。半面
ホンダは25%に踏みとどまり、トヨタとの差を急速に縮めている。
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1、4月の米新車販売、34%減 トヨタはフォード下回る
 2009年5月2日  日経
 【ニューヨーク=米州総局】米調査会社オートデータが1日発表した4月の米新車販売によると、販売台数は81万9540台と前年同月比34.4%減となり、18カ月連続の前年割れとなった。トヨタ自動車が同41.9%減の12万6540台となり、31.3%減で12万9476台だったフォード・モーターを1年2カ月ぶりに下回った。ゼネラル・モーターズ(GM)は33.1%減。4月30日に米連邦破産法を申請したクライスラーは48.1%減トヨタ自動車が41・9%減の12万6540台と大きく落ち込んでいる。 (06:32)

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2、米新車販売台数:34%減 トヨタ、初の4割超下落−−4月
               2009年5月2日 毎日
 【ワシントン斉藤信宏】米調査会社オートデータが1日まとめた4月の米新車販売台数によると、業界全体の販売台数は、長引く不況と雇用情勢の悪化の影響などで前年同月比34・4%減の81万9540台と18カ月連続で前年実績を下回った。金融危機が深刻化した昨秋以降、7カ月連続で3割を超す落ち込みとなったが、減少率は3月の36・8%から縮小した。4月30日に連邦破産法の適用を申請して経営破綻(はたん)した米自動車大手クライスラーは、48・1%減(前月は39・3%減)の7万6682台とほぼ半減した。
 米最大手のゼネラル・モーターズ(GM)も、6月1日の期限までに再建計画をまとめられなければ政府支援を得られず、経営破綻の公算が大きくなる。個人消費には下げ止まりの兆候も見られるが、市場環境の厳しさに大きな変化は見られない。
 4月の販売台数を見ると、GMは33・1%減の17万1258台(欧州ブランド車を除く)、フォード・モーターは31・3%減の12万9476台といずれも3割超の減少だった。ただ、2社とも4割を超す減少幅を記録した3月に比べれば、落ち込み幅は縮小した。
 一方、日本勢では、トヨタ自動車が41・9%減の12万6540台と、08年2月以来1年2カ月ぶりにフォードを下回り3位に転落した。記録がある1980年以降、初めて4割を超す下落となった。ホンダが25・3%減の10万1029台、日産自動車も37・8%減の4万7190台と不振だった。
 昨年4月は、ガソリン価格が急騰したため、燃費の良い日本車のシェアが上昇した。国別では、米国産車の46%に対して日本車全体は38・2%で、米国産車が差を広げた。
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3、トヨタ3位後退 米新車販売 4月 クライスラーは半減
2009年5月2日 夕刊
 【ニューヨーク=阿部伸哉】米調査会社オートデータが一日、発表した四月の米新車販売台数は前年同月比34・4%減の八十一万九千五百四十台と、十八カ月連続で前年同月を下回った。世界最大手となったトヨタ自動車は同41・9%減と大幅に落ち込み、フォード・モーター(同31・3%減)に逆転された。
 前日に連邦破産法一一条適用を申請し、経営破綻(はたん)したクライスラーは、48・1%減とほぼ半減。経営危機が続くゼネラル・モーターズ(GM)は33・1%減で踏みとどまった。
 トヨタが米国市場で月間販売三位に後退するのは昨年二月以来で、前年同月比で三割以上減少したのは六カ月連続。ただ、同社は「在庫圧縮は順調に進んでおり、インセンティブ(販売奨励金)をやみくもに出してまで売る状況ではない」としている。
 ホンダは25・3%、日産自動車も37・8%とそれぞれ減らした。スズキは73・7%と大幅減。
 米アナリストの多くは、四月は米クライスラーの破綻報道が相次ぎ、消費者心理を冷え込ませたとの見方。破綻が現実となった五月以降の販売動向が注目される。四月の販売ペースを年間販売台数に換算すると九百三十二万台で、依然として一千万台割れのペースが続いている。



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石田ふたみ [MAIL]

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