米国発 金融危機関連情報

2005年04月09日(土) アルツハイマーも予防出来る

癒しの森606                              
 
 アルツハイマー病は4月4日に書いたように遺伝子異常の病気で、まず治療は困難とされてきた。しかし米シカゴ大がマウス実験によるとそうでもないらしい。「アルツハイマー病のマウスを遊具付きのかごで飼育すると、病気の原因物質が脳内に沈着しにくいことが、シカゴ大などの実験で明らかになった。運動など生活環境がアルツハイマー病の進行を遅らせる可能性を示す世界初の成果で、人間の発症予防につながる可能性がある」(4月4日・毎日から)という。

 アルツハイマー病は、脳内にベータアミロイドと呼ばれるたんぱく質が沈着するため神経細胞が死に、脳が萎縮(いしゅく)する病気なのである。ところが、前記の通り遊具付きのかごで飼育すると、ベータアミロイド沈着量は、遊具がないマウスの約4割だった。特に運動量が多かった3匹の沈着量は、残りのマウスの約3分の1に過ぎなかったという。研究チームは「運動など刺激のある環境では、ネプリライシンが多く生成され、脳内のベータアミロイド分解が促進される」と分析しているのだ。アルツハイマー病は不治の病とされてきたが、適切な生活習慣で予防することが可能であることを示唆している。健康を維持するには、約300カロリーの身体的活動が必要とされている。これを「歩き」で消費するとしたら、少し早めに歩いて7000歩(60分)の運動量なのだ。

  ・身体を 動かすことで 脳までも 生き方次第で ボケなど無縁
     



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石田ふたみ [MAIL]

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