2005年03月20日(日) |
日野原重明先生(93歳)の講演から |
癒しの森586
有名な聖路加国際病院理事長の日野原重明先生は93歳になられて、どうしてあれだけの活躍できるのだろう。この人のことを2004年10月30日「死を見つめ今を生きる」、2004年11月1日に「新たな活力が湧き上がる生き方」と題して記述した。朝日新聞で日野原重明先生の「パンダの食生活に学ぶ」と題する講演の骨子が掲載されていた。ここで多少の要点を引用させていただく。
「パンダはササを主食にしています。決まった食べ物を摂取することが習慣となり、それが珍獣の健康を保つ自然の生活のスタイルとなっています。・・・同じ哺乳(ほにゅう)類なのに人間は雑食です。・・見知らぬ他国の食べ物も盛んに食べます。・・ 米食を基本としてきた日本人ですが、食生活はすでに国際化しています。・・極端な変化が様々な弊害を生みました。糖分や塩分、動物性脂肪分の多い食事や、たばこや酒など嗜好(しこう)品を摂りすぎる一方、自動車の普及などで運動量は減るばかりです。体重が増えるとますます運動がおっくうになり、さらに肥満になり糖尿病や心臓病、高血圧症となります。よくない生活習慣のため、がんになることもあります。・・・今ここで生活習慣を見直して、上手な生き方を選択する努力が習慣化すれば、日本人はもっと健やかになれるのではないでしょうか。 私は次の言葉をみなさんの心に刻みつけてほしいと思っています。『習慣がつくる体も心も』・・・」 短絡的な結論であるが治らない慢性病をひきずる老人人口が際限のなく増えていけば、若い世代の負担が深刻になって行くのである。ともかく病気にならない習慣作りを身に付けたいものである。 ・習慣が 体も心も 作り行く 主食を基本に 健康目指せ
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