2005年03月16日(水) |
温熱性の食材と寒涼性の食材 |
癒しの森582
日々の映像や癒しの森を毎日書いていて時折思うことがある。それは「われわれは知ってるようで、たいした知識しか持っていない」と思うことである。中国では昔から“医食同源”と言われ、「食べ物と健康とは切り離せないものである」と考えられてきた。つまり、人は自分の体質に合った食材や調理法を選ぶことにより、病気を防いだり治したりすることが出来るという考え方である。これは数千年の中国史の中で、経験的な裏づけにより、語り継がれて来た漢方の食に対する教えだが、現代では科学的な裏づけをされたものもたくさんある。例えば、ねぎやにんにくは体を温める食材と言われて来ましたが、これらに含まれる「アリシン」という成分には、血行をよくし体を温める作用があることが明らかになっています。又、しょうがなども同様に体を温める効果が証明されている。
〇温熱性の食材・・・米、もち米、イワシ、エビ、牛肉、鶏肉、羊肉、カブ、カボチャ、ショウガ、ニラ、ニンニク、ネギ、シソ、パセリ、サツマイモ、杏、唐辛子、酢、味噌、胡椒、シナモン、ナツメグ、クルミ
〇平性の食材・・・トウモロコシ、小豆、大豆、牛乳、鶏卵、イカ、白身魚、ホタテ、タコ、ウナギ、豚肉、キャベツ、チンゲンサイ、ブロッコリー、春菊、三葉、モヤシ、レンコン、リンゴ、ブドウ、梅、ビワ
〇寒涼性の食材・・・大麦、小麦粉、豆腐、アサリ、ウニ、カニ、カキ、鮭、昆布、海苔、ヒジキ、アスパラガス、キュウリ、ゴボウ、セロリ、大根、トマト、ナス、柿、西瓜、梨、バナナ、ミカン、白砂糖 常識的なことを一つ書くと、冷え性の改善には「温熱性」の食材を中心に摂ることが必要なのである。
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