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2005年03月10日(木) 小児の花粉症減感作療法で効果あり

癒しの森576                                 
 先月末B型インフルエンザに罹った。何人かの友人に連絡すると、皆インフルエンザの予防接種を受けていた。今までインフルエンザにかかったことがなかったので、予防接種に関心が薄かったが、来年からはキチンと予防接種をすることにした。

 「減感作療法」と言う花粉症の治療法がある。アレルギー症状を起こす原因物質(花粉症の場合はスギ花粉など)のエキスを、長い時間をかけ少しずつ注射し、体を徐々に慣れさせていく治療法である。 治療を行える医師や病院が限定されるが、成功すればそれ以降は薬なしの生活が期待できるという点で注目されている。アメリカでは、花粉症はもちろん、ダニなどのアレルギー治療でも広く一般的に行われているという。

 厚生労働省研究班の調査によると、スギ花粉のエキスを薄めて注射し続ける「減感作療法」を受けた小児患者の約76%は、治療から15年以上たっても花粉症の症状の改善や消失がみられるという。小児の花粉症発症率は増加傾向にあり、小学校では約10%とされているので減感作療法は有効な治療法と言える。毎年のように花粉症に悩む大人がいるが、この減感作療法を検討するのも一案のようだ。

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石田ふたみ [MAIL]

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