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2005年02月03日(木) ホームレスのCさんが帰ってきた

癒しの森539                            
           
 今日は晴天であった。寒い朝でも青い空が広がっていれば気分もいい。いつも散歩で歩いている堤防は、30センチ余りの雪が残っていてここを歩くことが出来ない。止む無く堤防から50メーター西側の道路を歩く。今日散歩コースで新しい自然現象に接する。西川に氷が張っているのである。ゆるいスピードで流れる西川に氷が張るとは思ってもいなかった。橋の上からしばし厳寒の造形美を眺める。

 1月30日「厳寒でねぐらを持たないホームレス」と題して書いた。このときの記述の中心は、突然いなくなったホームレスのCさんのことであった。行方不明となってから10日後の今日、いつもの24時間スーパーに現れた。1月9日に書いた通称「ヘルメット」と呼ばれているホームレスも来ていた。加えて1月30日準ホームレスのSさんと紹介した男、そして今日はじめて紹介する自殺願望のGさんと4人が同時に揃った。Cさんに「何処に行っていた」と尋ねると「温泉に行っていた」と話をはぐらかしていた。この人たちの会話には「誠実・謙虚さ」がない。あるのは良く見せようとする虚栄なのである。悲しい性(さが)といわねばならない。自殺願望のGさんに話しかけたことがあるが、自分の今までの思考に縛り付けられている。一見どうにもならないような気がするが、出来たら彼らの生き方を変えられればと思っている。このような人たちを何とかしようとするNGO団体がある。そこの代表のアドバイスを受けたいと思っている。

    ・厳寒を 避ける所は 限られし いつも集まる 苦悩の空間


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石田ふたみ [MAIL]

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