2005年01月30日(日) |
厳寒でねぐらを持たないホームレス |
癒しの森535
今朝はどんより曇り加えて風が強く寒かった。足もとの水たまりが氷になっていて、気温は0度以下であることがわかる。0度であっても風がなければそんなに寒くは感じないが、今朝の風は場所によっては秒速10メーター以上であった。羽毛入りのアノラックでも10メーター以上の風になると、冷気が身体に浸透してくるのが分かる。このような寒い日に遭遇すると、ホームレスの皆さんのことが気にかかる。実に厳しいと思わずにはいられない。いつものように散歩コース途中にある24時間スーパーによると、ここのところ話をする機会が出てきた準ホームレスのSさんがいた。
Sさんとの話題は、毎日のようにここに来ていたホームレスのCさんが突然いなくなったことである。Cさんは道路に倒れており、交通事故と勘違いした人の通報で市民病院に搬送されていたことは確認されている。しかし、その後約一週間の足どりが分からない。結論としては、新潟駅(新潟駅〜バスステーションまでの区域)に行ったのではないかとの結論である。世の中には見方によっては正しい行為で、見方によっては疑問を感じることが多くある。新潟駅周辺に数百人のホームレスがいる。彼らに食を与えているのは、コンビニ・スーパーなどの賞味期限きれの廃品なのである。Sさんの説明によると、廃品をもらう縄張りが出来ているという。Sさんは「Cさんは、郊外にいると3度の食事をすることができないが、新潟駅に行けば、縄張りを持っている先輩がいるので、3度の食事はしている」とのことであった。ホームレスでも場所によっては生きて行ける社会なのである。これが果たして良いのかどうか。この判断は読者に委ねたい。彼らのことを考えると、暖房の部屋で過ごし、暖かいふとんの中に眠れることは幸せなことなのである。
・厳寒に ねぐらを持たない ホームレス 社会のせいか 彼らのせいか
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