2005年01月29日(土) |
雑穀、健康ブームでコシヒカリより高値 |
癒しの森534 このテーマは癒しの森になじまないが、玄米との関係で記述したい。消費者は企業のペースに巻き込まれないようしなければならないと思う。その典型が粗食のイメージが強かったキビやアワ、ヒエなど国産雑穀の価格が健康食ブームを受けて高騰していることである。1キロ当たりの単価が、高級米の魚沼産コシヒカリを大きく上回っているのだ。 農家から加工業者への出荷価格は現在、キビが1キロ800円前後でブームの起こる2年前に比べ2倍に達している。アワ、ヒエ、ハト麦もほぼ同様の値動きだ。魚沼産コシヒカリの農家出荷価格は同400円弱で、今や雑穀のほうが高い。 ちなみに我が家で買っているコシヒカリは、1キロ400円と300円のものだ。私の知識の中で解説すれば、キビ、アワ、ヒエ、が玄米よりビタミンやミネラルが高いとはいえない。
しかし、炊き込みご飯の具材として100グラムが200―300円(1キロ2000円〜3000円)で売られている。小麦粉が1キロ150円、玄米1キロ400円で販売されているのである。主食でビタミンやミネラルをとりたいと思ったら、発芽玄米ごはんを食べるのがベストである。玄米から栄養素をとって白米にして、ここに高い雑穀を混ぜるなどは滑稽といわねばならない。これらはただのブームに乗せられた姿といえると思う。 ・キビや粟 見向きもされない 雑穀が ブームで高値は 本末転倒
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