2004年01月29日(木) |
世界の偉人 野口英世 |
2003年12月30日に野口英世記念館に行ったことを書いた。この時事前の準備で電子辞書の野口英世(1876〜1928)を開いて驚いた。この時も書いたが、この人の記述が僅か、140文字の簡単な説明しかないのである。辞典を編集する学術界に日本の先人を顕彰する姿勢がほとんどないのに驚いた。 野口記念館のガイドブックによれば、博士を顕彰記念するものは、アメリカ、タイ、ドイツ、メキシコ、ブラジル、エクワドル、ペルー、ガーナなど世界各地にある。博士を記念した医学研究所、病院、学校、公園、像などがある。像を例にとると、世界中に130箇所の上る地に像が設置されている。25歳から病原菌の研究を始め51歳で黄熱病にかかり殉職する26年間で204篇の論文を発表している。 これだけの人を日本の百貨辞典は、僅か140文字の説明しかしていない。日本の学術界なのか、日本社会そのものなのか、過去の偉人を顕彰する姿勢が余りに貧弱ではないだろうか。
・人類を 苦しめ続けた 細菌と 戦い続けた 世界の偉人
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