2003年12月23日(火) |
松井(稼)アイ・ラブ・ニューヨーク |
西武からFA宣言した松井稼頭央内野手(28)が、大リーグのニューヨーク・メッツと3年総額2010万ドル(約21億8000万円)で正式契約を結び、入団会見を行った。背番号は「25」。約300人の報道陣を集めての会見であった。松井が2年連続でナ・リーグ東地区最下位に低迷するメッツの救世主になるのではとの熱気が溢れたものになった。 松井の言葉は簡単でも、心がこもっていたという。メッツ軍史上最高の日米約300人の報道陣を前に、松井稼頭央は英語で切り出した。「ハロー・エブリワン!マイ・ネーム・イズ・カズオ・マツイ。アイ・ラブ・ニューヨーク」。盛大な拍手とともに、会場がドッと沸くと笑みがはじけた。(スポニチから) アート・ハウ監督も同席。「守備位置はショート。打順はまだ決めていないが、一番とか上位を打ってもらう」と早くも「1番・遊撃」の構想を披露した。ジェフ・ウィルポン最高執行責任者(COO)も「(86年の)バックマンのようにチームを点火させてほしい」と期待を寄せた。
・メッツ軍 一人のサムライ 日本から チームに火が付き 上昇気流か
ヤンキース・松井秀喜対メッツ・松井稼頭央になるわけで、大リーガーフアンがますます増えることだろう。この日の会見は全米の注目度も高くテレビカメラは今年1月ゴジラの会見の25台を上回る30台であったという。ここでブルームバーグ・ニューヨーク市長が出席する意味がよく分からないが、一流選手を歓迎するアメリカの野球文化はいつ見ても素晴らしい。 松井稼頭央遊撃手が“生涯メジャー”への準備に入ったという。当地のシェイ・スタジアムで地元メディア用の撮影会を行った15日、英語を勉強することを宣言。松井(稼)は、会見で地元記者から英語について聞かれてこう答えた。「もちろん勉強したい。1日も早く皆さんと話したいし2塁へ移ったレイエスとのコンビネーションの問題もありますからね」。松井は生涯メジャーでの大きな目標を掲げている。
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