2005年09月06日(火)



隣のチームの人が壊れた。

なんせ真面目な性格だったから
与えられた仕事は残業しようが休日出勤しようが
徹夜しようがちゃんとやる。
ちゃんとやったにも関わらずデキに文句言われる。
そんでまた徹夜する。エンドレスフォーエバー。
鬱まっしぐら。
そんな性格の人に対して、
限界以上の仕事を与えないようにするってのは
上司としての采配のしどころなんだろうけど
横から見ててもそんな加減はそぶりもなかった。
全然なかった。
そしたら案の定イッた。

彼は少なくとも一ヶ月の休養が必要となり
実家へと帰っていったのだった。
あーあ。
可愛そうに。
同情するよ。
はやく元気になってね。

しかしながら
彼がいなくなったことで
彼のやっていた仕事もなくなるわけではなく
むしろ人が減って忙しさが増した。
偉そうに彼のことイジメてたんだから
オマエら彼の代わりくらいちゃんとできるんだろう。
と言いたいがもちろんそんなはずはなく
上の人間なんて口を出すばっかりで、
そしてそれが当たり前だと思っている。

彼がいなくなった次の日
部長や課長達が遠くの方で
ヒソヒソとなにかを話していた。
どうやらピンチヒッターを誰にしようか。
という算段をしているらしい。
次の犠牲者は誰か。ってことだ。

次に選ばれた人も壊れるのかな・・・。
と、思うとちょっと切ない感じになった。

しかしやがてその会話の中に
私の名前が時折出てくるようになったので気が気じゃない。
ひとごとじゃなくなった。
終いには私の名前を言いながら
「じゃぁそうしようか」などと
なにか重大なことを決定したようなことを
言っているのが聞こえたのだった。





とりあえず逃げた。


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日記才人