2005年08月08日(月)



なんかここ数年
定期的に熱を出すんだ。

学生の頃は常に空腹で
運動も特にしなかったし
今と比べると明らかに不摂生な生活だったけど
なぜか風邪をあまり引かなかったよ。
人間、ぬるま湯に浸かると弱くなるのかな。

40℃近くまで熱が上がって
朦朧としながら
丸一日寝てた。
そしてら夢を見たよ。
体調の悪いときって
なんだかとんでもない夢を見たりするよね。

夢の内容はカメラの夢だった。
とても美しい人と知り合ったんだ。
どうやって知り合ったのかは覚えてないんだけど
とにかくキレイで、白くて、細くて
こりゃぜひモデルになって欲しいと思って
思い切って申し出たらあっさりOK。
やったーと思って
じゃ軽く一枚。とか言いながらカメラを構えたら
その人、鼻に指を入れるんだよ。
え?って思ったさ。
ポ、ポーズ?
冗談かと思ってその場は笑って済ませたんだけど
じゃ改めて。ってカメラを構えたら
また鼻に指入れるんだよ。
キレイな人が鼻に指突っ込んでるのって
すごいシュールだよね。
しかも第2関節くらいまで入ってそうな勢いなんだ。
指の入れ方に可愛気がない。本気モードで入れてる。
や、やめてよ。せっかくキレイな顔なのに・・・。
あの・・普通にしてていいですから。
って言ったら
「だってあなたが鼻に指入れないからでしょ!」
って怒るんだ。
え。僕が?そうなの?
現実ならそんな不可解な怒られ方しても納得できないけど
そりゃ夢だから、
僕か彼女かどっちかが鼻に指入れてないとダメ。
という意味不明なルールに普通に納得しちゃったんだ。
仕方ないから僕は、左手で鼻に指入れて
右手でシャッター切ってたんだけど
片手で撮るとひどく不安定だから
何度撮っても手ぶれしちゃって全然撮れない。
困った僕は色々考えて
そうだ。じゃ、君が僕の鼻に指入れてよ。って言ったんだ。
我ながら意味分からないけど
そうしたら僕は両手を使えるし
これはいいアイディアだと思ったんだよ。
彼女は「分かったわ」と言って僕の目の前に来て
おもむろに僕の鼻に指を差し込んだ。
・・・これは・・・何ぷれいだ・・・。
釈然としないままだったが仕方がないので
ばしりと写真を撮ってみると今度は
彼女のアップしか撮れない。彼女の鼻の穴しか撮れないんだ。
だって彼女はずっと僕の鼻に指入れてるから
すごい近くにいる。近すぎるよ。
しかも彼女は僕の鼻だってのに、相変わらず本気モードで指入れくる。
無表情でグイグイ入れるんだ。何関節まで入れる気だこの女。
ねじったり、押し込んだりしながら
一生懸命、指を入れようとしてる。
痛いんだよ。ちょっと待ってよ。カメラどころじゃないよ。
終いには鼻の穴二つとも指をねじ込むもんだから
僕は息ができなくなって苦しくて、そいで目が覚めた。


こんな馬鹿げた夢なんて
なかなか見ないから
ちょっと面白いけど
その時は熱が40℃近くもあったから
全然笑えなかったよ。

むしろ少し
泣きそうになった。



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日記才人