2005年06月21日(火)


ギャンブル狂であるところの坊主の誘いに乗って
福島競馬場に行ってきた。
私の目的は
おうまさんを写真に収めること。
ついでだから軽く賭けたりもした。

ギャンブルに熱中する人々は面白い。
あの集中力ったらないよ。
オッサンからギャルまで
馬しか見てない。
他はなにも見えてない。
絶叫する様子を僕がパシパシ撮影しても
全く気が付かないんだ。
多分、オッパイとか揉んでも気付かないんじゃないかな。

それから応援の仕方も面白い。

「来た来たー!7番来たー!きーたー!来たよ。来たー!来た来たー!」

もう、おおむね「来た」しか言ってない。
彼にとって「来た」こと以外はどうでもよい。
ということがこの応援から読み取れる。

だが、言葉になるならまだいい方だ。

「キャー!キャー!キィィィィィィヤァァーーーー!!!!!!!」

なんか色んなものを忘れてる気がする。
人として大切ななんかをもっと大事にした方がいいよ?
と肩を叩いてあげたい。


でもオッサンとかの玄人になると
応援の仕方もまた年季が入っている。

「ヨシッ!イケっ!そこだ!刺せ!ゴゥ!」

言いたいことがとても簡潔でよい。
興奮の中にも、しっかりとした理性が読み取れる。
刺せ!と言いつつ、彼が回りの人間を刺し殺しそうなほど
目が血走っているのもまたギャンブラーの素質であろう。
これくらい言いたいことをズバリと言うことが出来れば
競馬の応援もマスターとしたと考えてよいのかもしれない。

私もせっかく競馬場に来たのだから。と
彼らを、特にオッサンを見習って応援してみた。

「ヨシッ!イケっ!ゴゥ!カモンっ!カモンベイベッ!ちぇきら!うっ!ヤッ!ボンバヘッ!OH!ボンバヘッ!」


案の定、レースに心底集中している彼らから
期待していたようなツッコミは全く無かったが
大勢の前で、普段にはない自分の一面を発揮できたので
その辺は有意義だったということで落ち着けたい。
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日記才人