2005年03月15日(火)



日本には約30万ほどの苗字があるという。

中には「鉱」と書いて「あらがね」と読んだり
「霄」と書いて「おおぞら」と読んだり
読むどころかパソで変換もままならない苗字もある。
ていうかカッコいい。

私の職場にも変わった名前を持つ人がいて
「かっこいいですよねー」という話をしていた。

「rikuの苗字だってあまり見ないじゃない」

と言われたが
私の苗字は珍しいだけで別にカッコよくはない。
パソでもさくさく変換されるし
なにより普通に読める。

「私的にはもっとかっちょえー名前が似合うと思いませんか?」

と私のイメージに合う苗字を述べるよう促してみると
間髪いれずに帰ってきた言葉は

「小狸」

なのだった。
オイ。ちょっと待て。
言うに事欠いて狸とはどういう了見だ。

別に私は太っていないし
人を騙したりしないし
なによりキン●マもあんなにデカくない。
あと風がない時はブラブラしない。
そんなに自由自在じゃない。

どういうイメージで私を狸と命名したのか
膝を正して問い詰めるも
曖昧な返事しか返ってこないのだった。


ともあれ
この一件は、私という人間が
他人に与えるイメージについて
考え直す必要があるかもしれないという
事実を提起することになった。
実に由々しき問題である。

私も28歳であり、
半人前ながらも社会人である。
世間的にも
よりクリーン、かつハートフルなイメージを振りまく
そんな人間になりたい。
そのためにはどんな努力も惜しまないつもりだ。
しかし、イメージというものは
そんなにすぐ変わるものではいということも
私は重々分かっているつもりだ。
コツコツと少しずつ
周囲の信頼を得ていく必要があるだろう。


とりあえず当面の目標は
「小狸」から「大狸」への昇格にして
頑張っていきたいと思う。

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日記才人