2005年03月14日(月)


近所のラーメン屋でラーメンを食べた。

昼時だったので店はで少し混んでいて
カウンターに座ることになった。
隣にはカップルが座っていて
やがて彼氏には八宝菜あんかけラーメンが。
彼女には塩ラーメンが運ばれてきた。

すると彼女は
自分のラーメンには手をつけずに
彼氏のラーメンから
ひょいひょいと八宝菜を奪ってゆく。
彼氏は

「そういうのやめてくれって言ってるだろ」

と言う。
どうやらいつものことらしい。
その言葉に彼女は

「今日くらいいいじゃない」と言った。

ほう。今日は二人にとってなにか特別な日なのかな。
と思ったら

「いつもそう言ってんじゃん」

よくクラスに一人は
「一生のお願い!」といいながら何度もお願いするやつがいたが
彼女もそうらしい。
そう言ってる間にも彼氏のラーメンからは
次々に八宝菜が消えてゆく。

彼氏もいい加減、止めに入ろうとした時
彼女はこう言った。

「え。今日が何の日か覚えてないの?」

明らかにうろたえる彼氏。

「え。今日?」

必死で思い出そうとしている。
その間にも彼の八宝菜は消えてゆく。
明らかに嘘だ。
気付けよ彼氏!
オマエの八宝菜を守れ!
と心の中で叫ぶも
彼には届かない。

そんな彼氏の狼狽を尻目に

「ま。いいんだけどね」

と言いながら
八宝菜に満足した彼女は
おもむろに自分の塩ラーメンにとりかかった。
釈然としない表情で
八宝菜が半分以上減った「プチ八宝菜ラーメン」を食べ始める彼。

女の恐ろしい一面を見た思いがした。
すごいと思った。
結構、イカつい彼氏が捕食される小動物に見えた。


とりえあず
私も今回の教訓を生かしていこうと思う。
今後、自分の彼女とラーメンを食べる時は
二人の記念日は全て頭に叩き込み
軽く覚悟を決めてから望む所存だ。


 < past  INDEX  will >
MY追加




日記才人