2005年02月22日(火)



常に不測の事態に備えたいわけ。


遺言集。という本を読んだ。
色々な人間の変わった遺言や最後の言葉が
たくさん書いてある本だ。

達成感に満ち溢れた言葉を残す音楽家。
最後まで悪意に満ちた言葉を吐く死刑囚。
意味不明な言葉を残した作家。

この世に生れ落ちた時、
人は国籍も人種も問わず皆同じように産声をあげるが
死ぬときばかりは千差万別。
言わずもがな、最後の言葉とは
その人の生きてきた人生を表す言葉であるに違いない。

私はいつどこで死ぬのか分からないが
どんな言葉を残して死ぬのだろうか。

病院のベッドの上で
家族に見守られながら
息も絶え絶えに、力を振り絞って最後の言葉を吐く。
「何か言ってる。みんな静かに!」
酸素マスクをはずされた私はこういい残すのだ。
「・・・パトラッシュ・・僕はもう・・」
ピー。
ご臨終です。
残された家族の微妙な表情を見れないのがとても残念。

もしくは
「み、見える。2年後の夏・・・世界は・・・」
とか予言めいた遺言をしてみたい。


「僕の3億円は親族で均等に分配してください」
とかありもしない財産分与を残して
親族をアタフタさせてみるのもいい。

いやぁ。
こう考えるとわくわくしてくる。
遺言考えるのって楽しい。


とりあえず、
僕の遺言はあまり間に受けないよう気をつけて欲しい。


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日記才人